人は誰でも幸せになる為に生まれてきていますし、幸せを感じる為に多かれ少なかれ何らかの努力をしているものです。
しかし、残念なことにいくら努力をしても幸せになれないなれない人もいれば、大した努力をしなくても幸せになれる人がいます。
幸せになる為に必要な努力の量が違うのは、幸せな人は努力を苦労とも思わず、楽しんでいるからどれだけ努力しても辛くならないということも理由の一つです。
しかし、実はもっと根本的なところに原因があるのです。それは、心理学のブログなので当たり前だと思われるかもしれませんが本人の「心の持ち方」にあります。
「どういうこと?」
「頑張ってるのに幸せになれない理由にならないでしょ?」
なんて質問が飛んできそうですね、それでは幸せになる為に必要な「心の持ち方」をお教えします。
必ず幸せになれる人の心の持ち方とは、「自分は幸せになれて当然だと思っている」ことです。
「なんだ、そんなことか、結局は気持ちを強く持てってことでしょ?」
と思ったあなた、まだ説明は続きますし、決め付けはよろしくありませんよ。
これは決して根性論なんかではなく、無意識的にこれまで生きていく中で染み付いた考え方が原因ということなので、考え方を少し変えればあなたにも必ずできます。
幸せになれない人の思考のクセは決まってこんなものです。
「もっとお金があったら幸せになれるのに…」
「ちゃんとした家庭に生まれていたら…」
「もっと周囲がサポートしてくれれば…」
ざっと挙げるだけでも数え切れません。このような考え方の何が問題なのかと言いますと、幸せはどこか遠くの手の届かない場所にあるかのような考え方だと気付きませんか?
そう、自分の幸せに制限を付けて、自分が幸せになれない理由を探しては不幸な自分を正当化しようとしてしまっているのです。
たとえお金や応援してくれる人が少なくても、それだけでは自分が不幸である理由にはなりません。
つまり、なぜ不幸なのかと言いますと、幸せを先送りにして「今、この時」を苦行として捉えてしまっているからです。
幸せなんて絶対的なものは存在してはいなくて、どんな時も良い事もあれば悪い事もあるので状態のバランスのことです。
お金があればあるなりの悩みがありますし、お金が無ければ無いなりの幸せもあります。
重要なのは「今、この時」を真剣に幸せに生きることです。今すぐに幸せになって、もっと幸せになる為に努力をすればいいのです。
すると幸せのサイクルが出来上がって、努力することすら苦行ではなくワクワクする幸せなことに変わり、どんどん幸せは大きくなっていきます。
自分の幸せを遠い未来に予約しようとしたり、条件を付けて今は手に入らないものとして封印してはいけません。
それは自分が今を真剣に生きられない、楽しめないことへの言い訳であり、人生が上手くいかない原因にすり替わってしまうからです。
今を前向きに、真剣に生きるからこそ「今」が点になり、それが繋がって線になることで未来になるのです。
今、自分がワクワクできて、楽しめることを全力でやってみましょう。
やがて、それが自分の未来をより輝くものに変えてくれることは間違いありません。