アドラー心理学サロンです。
男女の仲は時代も国境も超え、非常に複雑です。
男性と女性では、もともとの脳の機能が異なるということもあり、多くの誤解やトラブルが起こっています。
男女の脳の違いに対する理解を深めることで、より良い恋愛をすること、余計なケンカを防ぐことができます。
知ってるだけでどれだけ違うのか、読み終えた頃にはご理解いただけることでしょう。
一般に、男性は論理的で女性は感覚的であり
、男性は論理を司る左脳が、女性は感性を司る右脳が発達しているとされております。
もちろん、男性でも女性脳の人、女性でも男性脳の人も男性は20%ほど、女性は15%ほどおりますので過信は禁物です。
この男性脳は論理的で女性脳は感覚的と言われても、何となくでしかイメージできないのではないでしょうか?
この場合には、こう考えてみるのはいかがでしょう。
男性は抽象的で女性は具体的。
これなら、もう少しイメージしやすいかと思われます。
たとえば、上司に叱られたといった場合に、男性は「何故怒られたのか?」といった因果関係に着目しますが、女性は「何を言われたのか」、「どんな顔をして、どんな素振りをしていたのか」などに注目します。
男性は大枠である因果関係などの一般的なパターンや法則に関心を持ち、女性は細かな特徴などに関心を持ちます。
男性は女性を「細かいことを気にし過ぎる」、女性は男性を「理屈っぽい」と互いに辟易した経験がおありではないでしょうか?
男女の会話の違い
会話をするにしても、女性は感覚的でまとまりのない話をすることが多くて、男性は論理的で大枠での会話をすることが多い傾向にあります。
一般に、男性は会話にて意図の「理解」を目的として、女性は「共感」を目的とします。
古来より、男性は各地から集まった人間と共同で農業や採集、狩猟などに従事しており、女性や家庭の中や住んでいる地域でのコミュニティの中で家事や育児をしておりました。
つまり、お互いに背景の異なる各地から集まった人間同士では、お互いの状況が分からないことを前提にして論理的な会話が求められ、同じような環境にいる人間同士ではお互いの状況が分かっていることを前提に会話します。
男女の脳の形状の違い
男性と女性は、脳の形状が異なります。
右脳と左脳を結ぶ神経である、
「脳梁(のうりょう)」が女性の方が太いのです。
つまり、右脳と左脳を同時に働かせることができるのです。
女性は複数のことを同時に考えることができますが、男性は1度に1つのことしか考えることができません。
会話の中で、「あの時もそうなのよ!」などと過去や未来のことを今と同時に思い出したり考えて話すこともあり、男性からすると驚くことも多いのです。
男女間の喧嘩も、女性は複合的に怒ったり、様々な観点から相手が怒っている理由を知ろうとしますが、男性は1つのことに怒ったり、単一的に怒っている理由を知ろうとすることも、関係が悪化してしまう原因となります。
要は、男女間の喧嘩には、男性は過去から遡って謝ってみたり「共感」を意識し、女性はあまり複雑に考えずに相手の怒っている「理由」を知ることを意識することで状況の悪化を抑制することが期待できます。