ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【日本人なら読め❗️】赤信号はみんなで渡らず自己責任で渡れ!

アドラー心理学サロンです。


「人の目を気にしてしまう」、「人に流されてしまう」というお悩みは散見されます。


その原因の一つとして、アドラー心理学の代表的な考え方として、他人との課題が分離出来ていないこと、他人から認められたい承認欲求が強いことが挙げられます。


多数派の意見が正しいという根拠はありません、つまり、みんなが言っているからとそれに盲目的に従うことは単なる思考停止状態であり、逃げているとも言えます。


みんなが言うことは、確かに先人の経験や他の人の意見の中で良しとされたことでもある為、その集団の人達の質にもよりますが、信ぴょう性が高いこともあるでしょう。


そこで本記事では、アドラー心理学を取り入れた上で、どのようにみんなの意見を取り入れるべきなのかご説明致します。


課題の分離とは、他人が何をどう思うのかは他人の課題であり、自分の課題ではなく他人の課題には介入することはできないとする考え方です。


また、承認欲求とは他人から認められたいと思う欲求のことであり、この欲求から他人に気に入られるよう自分自身を取り繕ってしまい、息苦しくなる危険性があります。


アドラーでは、この承認欲求を明確に否定します。


自分が何をするのか、自分にとって最善の行動は自分にしか決められない為、みんなと自分の課題をごっちゃにしてしまったり、他人に好かれるように自分の行動を変えてしまっては、自分の満足できる結果を得ることは難しいでしょう。


しかし、他人の意見を取り入れるということは、より最善の選択をする為にも大切なことです。


その「みんなが言うこと」の信ぴょう性が、他人の意見を「どうやって」、「どの程度」受け入れるべきなのかの基準となります。


みんなの意見の信ぴょう性が高くなる条件


みんなの意見の信ぴょう性が高くなる条件には、下記の特徴があります。


・経験しているか

・専門家か

・意見の多様性が担保されているのか


自分の起こそうとしている行動を既に行っている先人達の意見や、その分野に精通した専門家の意見は、やはり為になります。


しかし、その情報を提供している母集団に気をつけましょう。


特定の目的を持った組織からの情報であれば、その組織のポリシーに従って素の情報に加工が加わり、脚色ばかりになる可能性がある為、あなた自身にある程度のリテラシーが必要となります。


例えば、小さな集落で限定的な人間との関わりの中で生きる上では、みんなと上手くやっていくことが論理性より道徳よりも大切になることがあります。


日本は近代化したばかりで、封建制の名残のような集団を重んじる風潮があり、意見の多様性が担保されているとは言えません。


みんなが言うこと、みんなが正しい言っていることは、そこに必ず何らかのパターンが潜んでおり一定の信ぴょう性や確証がある可能性はあります。


しかし、それはここの意見が独立し、多様性が担保されているからこそ実現されます。


ようは、満遍なく様々な組織や個人の意見を参考にしていく中で、その情報の母体に気をつける必要があるということです。