ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【相談事例】いい年してミュージシャンなんてバカじゃないの⁉️

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


※個人情報の保護の観点から、回答文に失礼な表現が含まれますが、実際の言葉遣いとは異なります。


Q1. ご相談

ナース

50代

未婚

子持ち


デイサービスの管理者、施設長、昨日訓練士、看護師を兼任してます。


以前にもご相談しました。

いきなり○月から外から入り、トップになったため、軋轢が強く、○年前から居た方から命令口調で話され、私の言うことはほぼ無視されてます。○ヶ月目に体を壊したまたま行った内科で、うちで働くかと言われ、辞める決意しました。内科に履歴書を持っていくと、冗談だと言われました。


いったん辞めると決意すると我慢できずに面接を二社受けました。一社はすごく気に入ってくださり、今より百万円以上年収アップで迎えてくれるそうです。

 

が、今になって、元の職場を辞める決意が揺らいでます。ずっと同じ所に居たいとか、利用者の顔を思い出したら辛くなる。

 

新しい所にもキツイナースがいるそうです。私はどうしたら良いか悩み抜いてます。


助言お願いします。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


あなたが主役の人生、あなたが壊れては意味がありませんのであなたがつらくならなそう、もしくはやってみたいと思える方へ行くしかありません。

 

頑張ってください!

 

Q2. ご相談

・年齢 32歳

・性別 男性

・職業 フリーター

・今後どうありたいのか?


自分の好きなこと(音楽)を仕事にする人生をおくりたい。周りの人に自分は音楽家だと胸を張って言える自己肯定感がほしい。


・ご相談内容


はじめまして。いつもブログを拝見しています。相談内容が割と長文になってしまったので、メールという形で送らせて頂きます。


私は中学生のころからギターをはじめ、いずれはプロの音楽家になりたいと思い、大学を卒業しても企業に就職する道を選ばず、アルバイト生活をおくりながら今まで個人で音楽活動をしてきました。


しかし、数年間続けてきたものの…自分の作品や演奏は誰からも評価されずお金と時間だけがなくなって残ったものは虚しさや虚無感だけでした。


それでも諦めようという気持ちにはならず、方向性を変えて作曲だけでなく作詞もやってみたい。自ら歌ってみたいと考えました。


ここからが悩み所なのですが、年齢を重ねたせいなのか、作品を作ったとして…誰からも関心をもたれず、まったくの無反応だったらどうしよう…と恐れてしまって前に進めなくなってしまいました。まさに今という瞬間にやるべきことから逃げている様なものです。不安感を紛らわせるためにネットサーフィンやゲームなどで無駄に時間を消費している日々です。


時間をかけて丹誠を込めて作った作品が、批判されるのは何ともないのです。しかし誰の耳にも心にも届かない…あってもなくてもどうでもいいと批評されるのが最も辛いことです。これもまた承認欲求からくる悩みなのでしょうか?


また、32歳という音楽家として生活していけるかどうかは厳しい年齢になってしまった点も悩みの種となってます。(※一般的にプロの音楽家というのは遅くとも20代後半までにある程度の実績と知名度といった結果をだしているケースがほとんどです。)

 

20代の頃は年齢で悩むことはありませんでした。しかし今ではこの状態が一年ほど続いており、毎日が憂鬱感と嫉妬心に支配されてる日々を過ごしています。作詞関係の書籍を読んだり、アーティストのライブを見たり、誰かに相談したりとあらゆる手を尽くしました。


しかし良い変化は起きず、歌詞の1フレーズを書くことでさえも恐くて不安になって何も進まない…今からこんなことしたってもう遅い…と思ってしまっている自分がいるんです。言ってしまえば自己肯定感が低く諦めに似た心が腐った状態と言っても過言ではありません。


そうこうしている間に、周りの音楽仲間がどんどん成果をだして前進する様を見たり、知人の結婚報告や家庭をもつといったいわゆる普通の幸せを手にした投稿なんかをSNSで目の当たりにすると、嫉妬心がわいてきてただただ憎たらしくなります。決して口にはだしませんが、彼等に対してどこかで躓いてしまえとも言いたくなるんです。


結果、自分より下の人間を見下すことで安心感を得ることに時間をかけることが多くなってしまいました。ここで他人と比較せず自分は自分と思えたらどれだけ生きることは楽なのかと思います。


どんなに試行錯誤しても、自分は誰からも評価されない音楽家のままで、なおかつ家庭をもち、子を授かるといった普遍的な幸せを共有できる相手も財産もなく、底辺層の人間として孤独に死んでいくのかと考えていると、自分はどうあがいても幸せになんかなれないと日々考えてしまいます。


自分で肯定出来るような作品が1つでも完成させたらそれが突破口となり道は開けると思うのですが…。自分自身の弱さや無力さと向き合う勇気をもつにはどうすれば良いのでしょうか?


・問題だと思う点

年齢を重ねていくことや過去の挫折が足かせになってしまい、前に進めず新しく作品を作ることが出来なくなった。また、前例がないことに挑戦する勇気がもてない。


相談内容は以上になります。長々とここまで読んで頂きありがとうございました。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


お問い合わせ頂きましてありがとうございます。


大好きな音楽で身を立てようと努力されてきたとのこと、とても素晴らしいと思います。


ご自分の作品が誰からも受け入れられなかったらどうしようとご不安になられるのは、承認欲求ではなく、劣等感に苛まれていることが原因であると考えられます。


劣等感が強くなり過ぎると、「どうせ自分は…」と卑屈になって建設的な努力をすることを避けるようになりがちです。


年齢を重ねるごとに、劣等感を持つようになられた可能性が高いと思われます。


アドラーは、「人間であるということは劣等感を持つことである」としており、成長のきっかけにもなれば、堕落の原因にもなりえます。


自分の見ている夢を叶えられる可能性があるならば、それに向かって否定されてでも努力していけばそれが「点」となり、後から「線」として繋がっていきます。


人生は「今」何をするのかを決めて、行動してそれが「点」となり、その連続した「点」なのです。


どう「線」として繋げるのかは事前には分かりませんし、未来のことは確実に予測できるものでもないので直線にはならないのです。


「今」あなたがどんな判断をして、何をどうするのかを決めることで過去からの延長線から離れることができます。


今までの音楽活動のやり方や方向性を変えるのも良し、そのまま動機を強く持ち努力するのも良しだと思います。


自分より上か下かなんて、世間や他人が集団で作り出した幻想です。


あなた自身がどうありたいのかをしっかりと考えてみましょう。


人生はいつからでもやり直せますし、年齢を重ねて40代から始めて就職して正社員として働き始めて家庭を持ち、家を買う人だっていくらでもおります。


しっかりと「今」を生きて、「点」を作ればそれが後々に思いもよらないところで多くの利点をもたらしてくれる可能性は高いのです。


結果なんて考えずに、「今」できることに集中しましょう。


追伸

前例の無い全く新しいモノを作るのはリスクが高いですよ。

 

世の中は一定のパターンが存在します。

過去のパターンを知り、今あるモノをアレンジしたりした方が成功するかもしれません。