アドラー心理学サロンです。
メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。
よくあるSNSでのご相談事例となります。
多くの方がお悩みになられている現代の代表的な問題となりますので、お読みいただき個々人のお悩みの解決にお役立てください。
個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。
※個人情報の保護の観点から、回答文に失礼な表現が含まれますが、実際の言葉遣いとは異なります。
Q1. ご相談
Twitterでの人間関係のトラブルを未だに引きずっています。
昨年ゲームをやっている人と仲良くなりました(以下M)。リプライを送って楽しい毎日でした。ところがMと仲のいい別の人(以下D)が妬きもちでDにブロックされました。
その後はDはブロックを解除しました。その理由は「俺のルールに従ってきたから」と上から目線での発言でした。
私はDの発言に怒りブロック返しをしてしまいました(今を思えばこの時に怒った私に非がありました)。その後Dは私に文句と数々の命令をしてきました(Mはそれに注意をして謝らせるといっておきながら謝罪はありませんでした)
そこから問題が発展してMはDの味方についていて、「Dさんの為に我慢して」と言って1年以上我慢しましたが我慢の限界を迎えてMとの通話で泣き出してしまいました。
納得してくれたと思っていましたが、とある日にMと他2人とゲームをする約束をしましたが突然キャンセルを入れられた挙句、「貴方のようなトラブルメーカーとしたくないし、グループに入れたくないです。
他の2人にも謝って」と言われてしまい、通話をしたいと言ったら「泣かれると困るので嫌です」と言われました。
私は気が動転してしまいMに対して愚痴をこぼしてしまいました(あの時ほど愚かな行為をしてしまったことを後悔しています)。
そして遂にMは「ブロックしてください」と命令されてブロックをしました。
その後Mはまるで悲劇のヒロインのように私に対する愚痴を言った挙句「ブロックしました」と言ってブロックされました。
私の本心はよりを戻したいというより腹を割って話しをして決着をつけたいと思っています。
無理なのは承知ですが何かアドバイスを頂けると助かります。何卒よろしくお願いします。
A1. 回答
アドラー心理学サロンです。
とてもお辛いことでしたね… 辛いとは思いますが、まずは気を落ち着けましょう。
SNSでの人間関係は、インターネット登場から徐々に発展していきまだまだ人々の意識としてもリアルの人間関係とは全く違った「いい加減」なところがあります。
あなた自身も、ある程度この感覚をあえて持った上でSNSでの人間関係を考えることも必要となります。
しかし、「いい加減」さを持ったとしてもモニターを通して生身の感情のある人間がいることをわきまえて、傷つけるようなことを言ったりしたりすることは控えなければいけません
本題ですが、よりを戻す努力はもちろん大切なことですが、あなたをどう思うのか、あなたとどんな関係でいようとするのかは他人の課題であり、あなたには介入することが本質的にできません。
あなたにできることは、自分の長所をアピールしたり、よりを戻そうと努力することまでしかできないというアドラー心理学の代表的な考え方である「課題の分離」を認識し、一種の割り切りを考えておくことが大切なこととなります。
本人とありのままのあなたの思いを伝えて話し合ってみましょう。
仮に誤解されていたとしても、人は人を誤解するものだとこちらも割り切りが必要です。
人と人は究極的には理解し合うことは家族であっても恋人であっても不可能なのです。
相手が「あなたが嫌い」、「あなたは頭が悪い」といった感情的なフィルターを固執的に持っていたり、そもそもしっかりと話し合う気がないこともありえるのです。
誤解を解く最大限の努力をしたら、あとは割り切って新しい人間関係の構築に励めるように別の場所や機会を積極的に掴んでいきましょう。
こちらでご紹介しましたアドラー心理学の考え方である「課題の分離」を一例に、アドラーには様々な考え方があります。
わたしのブログを読みながら、少しずつでも学んでいっていただけましたらお気を楽にしていただけることと存じます。