ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

実用的なアドラー心理学をご紹介しております。TwitterやFacebook、Instagramでも発信しておりますので、是非ご覧下さい。

友達なんていらない⁉️友達の数と幸せの関係性

アドラー心理学サロンです。

 

メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。

 

個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。

 

個人情報の保護の観点から、回答文に失礼な表現が含まれますが、実際の言葉遣いとは異なります。

 

Q1. ご相談

18歳・男 ナオペラ

 

東京理科大学 1年生 春に上京。

 

・人間関係について。よく、沢山の友達を持つ人は1人の友達もえず少ない友達といると、一生涯みたいなことを聞いたことがあったのですが、僕にとって見れば、沢山の友達を持つに人は色々な価値観の共有ができたら、友達の数分好きな人も増えると思います。また、少ない友達の方に関しましては、ただの依存関係になってるような感じがするのですが、この言葉は友達がいない人にポジティブに考えて貰うようにしてもらう為の言葉なのでしょうか。今まで学んでた心理学がこの言葉で壊れてしまいます。この言葉の意味を教えていただければ幸いです。

 

返信を心よりお待ちしております。

 

A1. 回答

ナオペラ様

 

アドラー心理学サロンです。

似たような話はたしかに聞いた覚えがあります。発言者がどんな意図なのか次第なので、私には真相は分かりかねます。

 

言葉一つとっても、例えば「頭いいね!」と言われ慣れている人よりも言われ慣れていない人の方が「頭いいね!」と言われた時に喜びが大きいのと同じように、意味や度合いも世間で定義されたものとは個人単位では異なります。

 

それが複数の言葉や表現が組み合わされているとなれば、本人がどんな意図なのか明示しない限りは捉え方は人それぞれとなります。

 

しかし、多くの友人の中で、自分ではない何者かを演じるよりは、少ない交友関係の中で自分らしく振舞ってできた友人の方が長く深いお付き合いができるとアドラー心理学的には解釈できます。

 

要するに、交友関係の広さというよりは、関係深度による影響だと考えられます。

 

広く浅く、相手によって深くしていくことが最良の関係を築くのには知り合える数も多いため、合う人に出会える機会に恵まれるために一般的には良いとは思われます。

 

しかし、少ない友人を大切にすることで一人一人を深く知ることにもつながり、幸福な関係を持つことにもつながるとも捉えられます。

 

要は、あなたに合うお付き合いの距離や深さを見出していくしかありません。

 

その為にも、あなた自身が精神的に自立して、自分のことを自分で決められるようになり、行動の結果を引き受けられるようになりましょう。

 

この、本当の意味で大人になることは、全ての人生の諸問題に立ち向かう上で基本となり、アドラー心理学の大きな特徴である「課題の分離」や「承認欲求の否定」、「劣等感の取り扱い」などの考え方も取り入れていく必要があります。

 

下記より、私の他のブログ記事も読みながら、ぜひ参考になさって下さい。