アドラー心理学サロン

アドラー心理学で悩みを解決する糸口を探ります。

【職場のマウンティング女子にどう対処したらいいのか:メールでのご相談事例】

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


今回は、昨今、巷を盛り上げている「マウンティング女子」を含めたマウンティングする人への対処方法についてのご相談です。


マウンティングは、最近になって頻繁に耳にするようになった言葉なだけで、本質的には従来の嫌がらせと変わりません。


この名前を変えたマウンティングという嫌がらせは、時代を超えて多少の手口の違いがあり、職場でもマウンティング女子と呼ばれる人たちが増加しているようですね。


マウンティングをする人の心理、理由をアドラー心理学をベースに解説し、対処策について説明させていただきました。


Q1. ご相談

こんにちは。

マウンティングをする人に対してどう接するべきか、アドバイスをいただきたくメールしました。

 

自分のお気に入りの人にはごまをすり、自分と年齢や興味が近い相手や自分をアイドル扱いしてくれない人はライバル視して張り合う人に困った経験があります。

 

私はSNSでその人と知り合いましたがしばらくすると対抗意識を見せるようになり、

・自分のお気に入りが私と交流しているときはどんな時間でも監視して圧力をかける。

・自分のお気に入りが私と話をしていると割り込みリプライをして会話を終わらせ、自分だけその人と話を続けようとする。

・私に話しかけるときはハートマークの絵文字を入れたりして一見好意的であるように見せかけ遠回しに馬鹿にする。

SNS上の診断で私の結果が良かっただけで激怒し対抗する。

・私がツイートをRTするとその内容を否定する内容のツイートをRTして対抗する。

・私が投稿した私物のブランド、いいねしたもの、フォローした人をバッシングする。

 

などマウンティングと思われる言動をされました。


彼女のような人を他にも何人か知っていますが、上記のようなことをされる度にいつも上手い応対の仕方が分からず悩まされています。

特に今回話に出した人は、私と自分のお気に入りを引き離そうとするなど他人の人間関係にまで干渉しているためとても悪質に感じました。

 

今回はSNS上の出来事でしたが、もし距離を置きたくても置けない状況でこのような人と関わらなければいけなくなったとき(例えば職場の同じ課など)、どう対応するべきでしょうか?上手なかわし方はありますでしょうか?


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


SNSで執拗に自分に絡んできてはケチを付けてくる、世間で言うマウンティング女子を悩まされて、ネット以外の職場などの逃げられない環境においてはどのようにこうしたマウンティングをする人に対処すべきなのか困惑されているとのこと、特に女性社会ではよくある事なので気になりますよね。


女性の社会進出が進んだとはいえ、まだまだ男性が主導している日本社会においては、こうしたマウンティング女子などの女性同士のトラブルの発見や解決は遅れてしまっており、マウンティングだけでなく、パワハラやセクハラ、その他の陰湿ないじめなど女性は常にストレスの多い環境にあります。


先ず、マウンティング女子に限らずにマウンティングを他人に行い、攻撃的な態度を取る人たちの理由について理解しておきましょう。


大きく分けると、下記のの2点が原因だと思われます。


・劣等感

現状の自分には満足することができず、他人の価値観や良し悪しの基準を自分にそのまま当てはめてしまっており、常に他人から認めてもらいたい承認欲求に駆られており、アドラー心理学が危惧する通りに他人の人生を生きてしまっている。


劣等感を克服するのではなく、劣等感を穴埋めする為に、他人との相対性の中でしか自分の価値を見出せないことから、他人の悪口や陰口を言ったり、自慢をしたりして他人を見下して自分の価値を高めようとしているのだと思われます。


アドラーは「人であることは、劣等感を持つことと切り離せない」と言葉を残しており、劣等感があることが問題というよりは、承認欲求を強く持ち過ぎて劣等感への対処が分からないのでしょう。


・女性の本能

女性は男性に比べて感情的であり、理解よりも共感したりと感覚的な心地良さを優先します。

 

男性よりは保守的な傾向も強く、古くから男性は様々なところから集まった背景の異なる人たちと協力して狩りや採集、農業を営んでおりましたが、女性は一定の場所に住み、そこで家庭を守る為に家事や育児を行なっておりました。


つまり、女性は同質化社会の中で、とにかく保守的に事実や理解よりも感覚的な共感に重きを置き、近所の人たちとのコミュニティーの調和をしてきたのです。


日本人だと男性でも女性でもこうした傾向がありますが、似たような人たちで集まって結束し、自分たちと異なる人を排除しようとするような排他的な気質を持っています。

 

例えば、グループの中で一人だけ高級そうなカバンを持っていたり、一人だけ彼氏ができたからと「何よあの子!」などと過剰に反応して仲間外れにしたりなどは身に覚えがあるのではないでしょうか。


そうした狭いグループの中でも、まとめ役のような立ち位置になろうと自己顕示欲の強いタイプがおり、このタイプが職場でのマウンティング女子になりやすいのです。


こうしたマウンティング女子への対処方法は、やはり徹底した反応しない無視を貫き通すことでしょう。


これから先もそのマウンティングしてくる人と関わる必要がある場合には、あからさまな無視を続けるのは気が引けて、やりにくさが拭い去れないことでしょう。


しかし、相手からの嫌がらせや自慢などに徹底して反応しないという方法が一番なのです。


マウンティング女子が、マウンティングをしようと思わないタイプの人は下記の10点が当てはまります。


この中のどれかの特徴を1~2個でも身に付けたり、振る舞えるようになれればマウンティングをかけられても避けられると思われます。


・嫌がらせをしても、嫌がったり困った様子の無い人

・プライベートをあまり明かさない人

・自慢しても悔しがらない人

・リアクションが薄い人

・立ち位置が違いすぎで闘争心の湧かない人

・仕事もプライベートも忙しそうな人

・興味の無い話は適当に聞き流す人

・一匹狼な人


こうした振る舞い方の対処をする為にも、相手の特質を理解してアドラー心理学の「課題の分離」を意識するようにすることが必要となります。


上述の劣等感の穴埋めについても同じで、とにかく注目や関心をどんな方法でも集めて、自分の存在は他人にとって良くも悪くも大きければ大きいほど良いと考えているパターンがマウンティングをする人には多くおります。


自慢や嫌がらせなどの攻撃的な態度を取るマウンティングを執拗に仕掛けて自分の価値を確認しようとするマウンティング女子もいれば、その逆の方法でマウンティングを仕掛けて劣等感を穴埋めしようとするマウンティング女子もいるのです。


つまり、自分がどれだけ「できない」のかをアピールして、泣いたり喚いたりして自分は丁寧に仕事を教えてもらったりとケアと注意が必要なのだとアピールする「かまってちゃん」タイプのマウンティング女子もおります。


こうしたらどんな種類のマウンティングにも、他人が何をどう思い、行動するのかは、援助してあげることはできても本人にしかどうにもできないとアドラー心理学の「課題の分離」をして、マウンティング行為に惑わされず他人の課題だと区別できるようになることも大切です。


こうしてあなたが相手のマウンティングに無反応になっていけば、一般的な嫌がらせやいじめと同様に収まっていくことでしょう。


本回答が、マウンティングをする人の心理のご理解、対処について、お役に立てる内容でしたら幸いです。