ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【読まないと大損確定❗️】仕事が嫌になった時に前向きになる方法

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を、事例として質問と回答のセットでご紹介いたします。


今回は、恐らく多くの方が悩まれているであろうテーマで、仕事を辞めたいが、辞めるべきか、続けるべきなのかで悩んでしまい、逃げになると辞めるのはまずいのでは?という内容です。


これは時代を問わず、常に物議を醸し、問題になってきました。


この時代を超越した議題に対して、アドラー心理学の観点からご相談にお答えしました。


人や状況によっては、アドラーの「課題の分離」よりも、他人から認められる必要は無いというもう1つのアドラー心理学の考え方である「承認欲求の否定」の方がしっくり来るかもしれません。


ただ、今回は「課題の分離」が自分の中で交錯したお悩みをお持ちのご相談者様にとってしっくりくるのでは?と思い「承認欲求の否定」の考え方はご紹介しておりません。


「承認欲求の否定」について知りたい方は、別の記事の一覧が下部にございますのでそちらをご覧ください。

 

アドラー心理学を代表する考え方なので、タイトルに入っていなくてもほとんどの記事で何らかの形で承認欲求について触れております。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れますが、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


Q1. ご相談

・名前  もち(仮名)

・年齢  24

・性別 女性

・職業 派遣社員


・今後どうありたいのか

派遣社員を辞めて勉強に専念したい。


・ご相談内容

未経験でも大丈夫とのことで応募した派遣先の仕事(経理)が私には難しく、契約期間内にはなりますが、辞めたいです。


また、今年には専門学校の受験も控えておりますので勉強時間を取りたいのですが、残業などがありなかなか取れません。


こんなことではどこへ行っても続かないと言われてしまいますが、どうしても辞めたいのです。

契約はあと二ヶ月ほど残っています。


・問題だと思う点

私はいつも困難に直面すると逃げる癖があります。

今回も自分では逃げていると思っています。ですが、一度無理だと思ってしまうとどうしても続きません。

あと二ヶ月逃げずに頑張るべきでしょうか?


駄文となってしまいすみません。

どうしても悩んでおります。

よろしくお願いします。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


ご相談ありがとうございます。

契約期間内に派遣社員契約社員の方が仕事を辞めることは、何の問題もありません。


確かに契約違反ではありますが、そもそも職場の問題や個人的な事情があれば致し方ないことですし、どんな雇用形態であれ、あなたには仕事を選ぶ権利があります。


しかし、何度も繰り返してしまうと信用問題になりますし、それによって金銭的にも精神的にも何らかの被害を被る方がいるのは事実です。


逃げること自体も何の問題もありません。

あなたが辛くてどうにもならないのなら、自分を守る為にも退職しましょう。


世の中には、辛くても無理して仕事をして、心と身体を壊してしまう方も大変多いのです。


心は一度壊れると、とても複雑で繊細な問題なので治療には時間がかかります。身体を壊しても治療して治らないことだってあるのです。


自分が主役の人生、会社と仕事に囚われて崩壊させてはいけません。仕事を辞めるべきなのか、続けるべきなのかについては、私からはどちらとも言えません。


何でもかんでも逃げてばかりでは、結局何も結果として得られないからです。


あなたが専門学校の受験を優先したい、または仕事が辛くて堪らないなどの理由でなく、ただ自分には「難しそう」、「できなさそう」と思い、自分で決めた目標とも言える課題から挑戦もせずに逃れることはあまりよろしくはありません。


アドラー心理学には、「課題の分離」という考え方があり、アドラーは他人が自分をどう思うのかは、その人の課題であり介入できないとしています。


つまり、あなたがここで自分の課題からただ逃げ出すとなれば、あなたは自分の課題を自分の都合で放棄し、他人に自分の課題を押し付けることにもなります。


あなたの職場の状況は分かりませんが、要はあなたがやるはずだった仕事を、他人がやることになったりすることです。


つまり、自分の課題からただ逃げ出してしまうと、あなたも他人に自分の課題への介入をされても仕方がないということにもなってしまうのです。


こうした課題の放棄を繰り返すと、他人と自分の区別が曖昧になり、自分らしく生きることが難しくなってしまいます。


例えるなら、他人に依存してしまいがちになっては他人の思うままの人生などです。


始めから「自分には無理」、「できない」と決め付けることは、アドラー心理学で言うと、「不完全な自分を受け入れる」ことができていない状態となります。


アドラーは、劣等感は人間である限り無くならないという言葉を残しております。この劣等感をどのように扱うのかによって人生は大きく別れます。


「不完全である勇気」を持ち、自分の劣等感と真っ直ぐに向かい合って向上を目指すから人は成長できるのです。


同僚などの他人よりも「上」か「下」かではなく、昨日よりも一歩でも多く「前」に進む。比較の対象を「理想の自分」や「過去の自分」にするのはいかがでしょうか。


高過ぎる理想を持つと、挫けてしまう危険性がありますので、昨日の自分、今朝の自分など小刻みな過去の自分と比べた方がモチベーションは上がります。


どんなに優れた人間であれ、目標がある限りは劣等感はあるものなのです。アドラーの言葉の通り、劣等感からはどうせ逃げられないのならどう克服しようか?と考えて実践した方が人生は楽しくなります。


才能があるのか、適性があるのかは、ある程度は挑戦してみないと分かりません。こうした程度はあなたの中で調整する必要がありますが、良い結果が出なさそうだと思ったり、他に挑戦してみたいことができたら、どこかで区切りをつけて他のことに移れば良いのです。


新しく始めたばかりで経験が無いのなら、「できない」のが当たり前であり、「できる」のならスーパーマンです。


先ずは、アドラー心理学の「不完全である勇気」を持ち、「できない自分」を受け入れることが劣等感を克服し、前に進む第一歩となります。


前述に、仕事を辞めるべきか、仕事を続けるべきかは何とも言えないとお伝えしましたが、どちらでも良いと思います。


単なる逃避でもそれが良かったかもしれませんし、続けてそれが仇になることもありえるからです。


未来のことは誰にも分かりませんので、私の回答を元に、ご自身の判断で決められるようになって頂けましたら幸いです。


他人に左右されず、幸せになるには自分の軸を持つことが何よりも大切です。