アドラー心理学サロン

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【不登校だった過去との付き合い方:メールでのご相談事例】

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


今回のご相談は、不登校についてです。

不登校は今の親世代では少数派でしたが、現代では珍しくもありません。


不登校であった過去との向かい合い方を、アドラー心理学的な観点を踏まえつつ回答させていただきました。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れております。


本事例が、皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


※個人情報の保護の観点から、回答文に失礼な表現が含まれますが、実際の言葉遣いとは異なります。


Q1. ご相談

Twitter等で拝見し、メールをおくらせていただきます。

(偽名で失礼します) はるなと申します

15歳の女です。

学生をやっております。


今後は高校に進み、音楽を学びたいと思っております。


本題の相談内容なのですが、


もうすぐ、3月に卒業式があります。

入試等は全て終わり、志望校からは合格を頂きました。

ですが、私は今現在、中学2年から学校にほとんど行かず、近くのフリースクールに通って勉強をしています。


理由としては、他クラスの一部の生徒からの悪口や陰口、廊下ですれ違った時に指をさして笑われたりで、学校に行くのが嫌になり、

また、学校に行くとクラスメイトに気を使われて、居づらくなったということです。


もうすぐ卒業式ということで、私は校長室で卒業証書を受け取る形で卒業しようと思っていたのですが、母に

「式は出るでしょ?式に出てみたら、区切りになると思うし、あとからいい思い出になると思う。」

と言われました。


でも私は他クラスの生徒からの視線や、また笑われるのではないかと思うと怖いです。

クラスメイトに気を使われるのも周りに申し訳なくて、辛いです。


いい思い出になる、とは到底思えませんでした。

 

ですが、母からしてみると我が子の卒業式を見たい、というのは純粋な願いだと思うんです。

今まで学校に行けないことで辛い思いをしたのは母も同じだと思うんです。


でも、卒業式に出なくとも、卒業証書を貰うだけで区切りにはなると私は思っています。


卒業式は、授業がある訳でもなくて、行かなくても問題は無いと思うんです。


卒業式に出なかったからといってそんなに区切りのつかないものでしょうか。

楽しくなかった学校生活の思い出を増やすべきなのでしょうか。


わざわざ怖い思いをして卒業式に出るべきでしょうか。

 

今までも学校の人が怖くて逃げてきましたが、卒業式という単なるお祝いのイベントから逃げちゃダメでしょうか。


自分が弱いのは分かってるんです。でも怖いものは怖いし、足が動かなくなるんです。


逃げちゃダメなんでしょうか。


問題だと思う点はいくつもありますが、


自分が弱く、逃げているという問題。

卒業式に出席するか、出席しないかという問題。


この2つです。


アドラー心理学サロン様はどうお考えになりますか?良ければお聞かせくださると幸いです。


長文失礼しました。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


ご相談ありがとうございます。


学校に行けなかったこと、卒業式に参加したくないことは結論から申し上げますと何も問題もありません。


世間の多くの人が良しとすることが、あなたの最適解ではありません。


学校に行く行かないどちらが良いかと聞かれると、確かに学校に行っていた方がメリットは多いと私は個人的に考えておりますが、別に行けないのなら無理して行く必要もありません。


不登校を経験したり、低学歴の中卒や高卒で成功している人は現代でもいつの時代もいくらでもいますし、社会的な成功とまでいかなくても、普通に生活している人も沢山います。


確かに不登校経験などのトラウマを引きずってしまい、そのまま社会に溶け込めなくて大人になっても引きこもり続ける人もおりますが、大抵は社会などのより広い世界でなら問題無くなるものです。


学生の内は、特に自分で選べる環境に制限もあれば、自分の育った環境に大きく影響を受けてしまうのである意味では特殊な状況とも言えます。


むしろ、普通に学校にも通い、問題無く過ごしてきた人で大人になってから社会で問題を起こしたり、引きこもりになってしまうパターンも非常に多いので、不登校=社会不適合でもありませんのでそんなに気にする必要はありません。


社会に出てみると、不登校経験者はわざわざ言わないだけでいくらでもおりますので、その過去をネックにしてこれからの人生を前向きに生きられなくなることの方が良くありません。


卒業式に参加したくないのであれば、参加する必要だってありません。それは逃げでもなんでもありません。


もちろん、社会で生きて行く上では守るべきルールやマナーはありますが、それが何なのか、どの程度は守るべきなのかは人によって解釈も変わりますし、他人を意図的に傷付けていないのなら問題ないと思います。


あなたが卒業式に参加しないことが、自分を守る為に必要ならば、お母様が悲しまれても仕方ないと思います。


あなたは自分のことを弱いとら思われているようですが、真剣に自分がどうすべきなのか、自分の問題は何なのかを分析できており、下手な社会人よりも表現力もありますし、人の気持ちを察する能力もあります。


その時点であなたは弱い人間でも、劣った人間でも何でもありません。不登校というとやはりお辛い経験を学校でされて、学校と家庭という狭い世界の中で自分の存在意義に疑問を持たれたりと、大変苦労されたと思います。


これは、普通の人より何倍も思考しては、辛いことに耐えられる精神力、人の痛みへの理解力を身に付けるきっかけになるとも言え、あなたは前を向こうと未来へ向けて今、努力されているので不登校経験は無駄ではなく、あなたを成長させているように思えます。


過去に、不登校は何の問題も無いという主旨の記事を書いておりますので、もしよろしければご覧下さい。


お気持ちの整理にお役に立てましたら光栄です。