アドラー心理学サロン

アドラー心理学で悩みを解決する糸口を探ります。

【人をどれだけ傷付けても、自分には何の関係も無い:メールでのご相談事例】

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


今回のご相談は、人に合わせてばかりいたら自分が自分で分からなくなってしまったとのご相談です。


アドラー心理学を基に、自分の見つけ方、自分らしく生きる術をご紹介させていただきました。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れます。


皆様のお悩みの解決の一助となれれば望外の喜びです。


Q1. ご相談

・年齢 20前半

・性別 女

・職業 学生


・相談内容

私は自分がどうなりたいや自分自身のことが分からず、周りの言われた通りに生きていて自分でも自分のことより他の人が少しでも喜んでもらえたり、幸せを感じてもらえるならそれで良いと思い過ごしています。

 

ですがそれ故に自分のことに無関心、本当の自分が分からず、知らず知らずのうちに色々なストレスなどを溜め込んでいて気付かぬうちに爆発している事が多々あります。

 

どうしたら自分のために生きていけるのでしょうか?

生きていくことが辛くなってきました。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。

ご相談、ありがとうございます。


20代の前半の学生さんは特に、20代のお若い内は働きながらも自分が何をしたいのかがはっきりできず、親や他人といった、誰かの言いなりになっていて自分が何なのか分からないと悩まれる方は非常に多くいらっしゃいます。


他人を幸せにして、本当の意味で自分自身も幸せを感じるには、あなた自身が自己犠牲をせずに、自己満足で他人を幸せにできる心境でなければ難しいというのがアドラー心理学としての見解です。


アドラーは、他者貢献を薦めておりますが、そこに他人から認めれもらいたい、褒めてもらいたいという承認欲求を持つことや、自己犠牲が伴うことを激しく批判しております。


この「承認欲求の否定」という、承認欲求を強く持ち過ぎて、誰かの求めるままに生きてしまい、自分の人生ではなく他人の人生を生きてしまうことを否定するアドラー心理学の考え方を理解しましょう。


要は、自分で自分を認めたり、褒めてあげないと自分の人生は生きられず、幸せになることはできないとご認識頂くことが第一歩となります。


その上で、もう一つアドラー心理学を代表する考え方である「課題の分離」をご紹介致します。


このアドラー心理学の課題の分離というのは、他人が何を思い、何をするのかはその課題であって自分の課題では無い為、他人の課題に介入して他人の考えや行動を変えさせることはできないとする考え方です。


つまり、アドラー心理学の「課題の分離」を応用すると、他人が自分をどう思うのかはその人の課題であり、自分の課題ではないので誤解を解こうとしたり、長所を知ってもらおうとすることはできても本質的には変えることはできないとする考え方ができます。


あなたの場合ですと、お優しい性格をお持ちのようですので、他人に譲ったり、合わせてばかりだったとのことですが、人の目が気になっていたり、批判を恐れる気持ちがもしかしたらあったのかもしれませんね。


他人の気分を悪くさせないようにばかりしてしまう傾向もあったと思いますが、先ほどのアドラー心理学の課題の分離で言えば、他人が自分のどんな発言、行動で傷つくのかどうかもその人の課題なのです。


あなたが傷付ける意図の無いことを言って、誰が傷付いても、あなたに後ろめたさが無ければあなたには本質的には何の関係も無いのです。


自己中心的過ぎるように聞こえるかもしれませんが、もちろん傷付けたら謝ったりその人の前ではしないように気を付けるなどの配慮は大切ですが、世の中の人全員に好まれる発言や行動ができるなんてことはありえず、どんなことをしても、誰かはあなたを好きになり、誰かはあなたを嫌います。


他人が傷付けないようにとばかり気にして、本来の自分の意思に背いてばかりでは自分らしく生きられないストレスと、他人の課題まで自分の課題に加えて背負うことになってしまいとても息苦しい人生を生きることになってしまいます。


上記のアドラー心理学の考え方をベースにして、今後は自分ならどうするかな?を考えてワザと自分のやりたいこと、言いたいことを少しずつ始めていくのが良いと思います。


自分にダメ!と言い聞かせてきたことを少しずつ解放していき、自分のやりたいことをやってみましょう。


それに加えて、感情というのは思考よりも自分に素直に反応します。少しでも嫌だな…と感じたら止める、楽しそう!と感じたらやってみる、といったことを繰り返せば自分自身を見つけることができるかもしれません。