ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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これを読めば不幸なんて存在しないものだと理解できます❗️

アドラー心理学サロンです。

 

今回は、不幸な出来事が身の回りに起こった時、またはあなた自身に起こった時の対処法をアドラーの観点からご説明します。

 

アドラーの目的論は時に厳しく刺さることもありますが、一つの参考として受け止めて頂けましたら幸甚です。


アドラーは、人は自分の与えた意味づけによってのみ現実を見ると言っており、意味は状況によって決定されるのではなく、我々が状況に与える意味によって自らを決定するのであるとしています。


つまり、一般的に不幸であるとされる出来事に遭遇しても、それを不幸と捉えるのかどうかは自分次第であるというのがアドラーの考え方です。


不幸の原因となるのはその出来事そのものではなくて、その出来事に対する自分自身の捉え方なのです。


ここで、「一般的に不幸とされる出来事」という点に注目してみましょう。一般的にということは、世間的にということであり他人の意見となります。


あなた自身が不幸だと自分の意思で意味づけできていないということは、他人の意見を自分の意見よりも重要なものであるとして扱っていることになります。


アドラーは目的論の心理学であり、少し厳しいところがあります。不幸は自分が選んだものであるという考え方をします。


アドラーの観点だと、不幸な気持ちに浸って可哀想な自分を演じることで自分はどうにもならないから努力しても無駄であり、不幸な自分は可哀想な存在として特別扱いを受けるべきなのだという目的を持っていると捉えます。


この気持ちの強さの違いはあっても、自分を不幸だと思い込もうとする人間の心理にはこうした目的が隠されていると考えます。


ここで大切なのが、周りの人間が何を言ってこようともモノともしない自己肯定感となります。


つまり、他人の意見よりも自分の意見を優先、または重要なものとして受け止める自己肯定感です。


自分の捉え方に自信を持てなければ、他人に振り回されてしまいます。


アドラーの課題の分離の考え方をすれば、他人が自分をどう捉えようと、それはその相手の課題であってあなたの課題ではありません。


もちろん、誤解を解こうと説明をしたりすることはできますが、本質的に他人のことは変えられません。


ある出来事をあなたが不幸と捉えるのか、どう捉えるのかどうかはあなたの課題であって他人の課題ではありません。


自分の課題に他人を介入させてはいけません。


どんなことがあなたの身に起ころうと、その判断を他人に委ねてしまうことは自分の人生を放棄することに繋がります。