アドラー心理学サロンです。
あなたは何かを始めようとした時に、周りの人達からの反対意見などネガティブな話を聞かされて、自分のやろうと思っていたことを断念したことはありませんか?
多くの人達が、自分のやりたいと思えることを考えつき、実際にやろうとするものの他人からの無責任なアドバイスや意見によって自分の夢や希望を叶えるどころかスタートする前に断念してしまいます。
他人からネガティブな意見を投げかけられた時には、どのように考えて自分を奮い立たせるべきなのかについて本記事ではアドラーの観点からご紹介させて頂きます。
「やりたいけど、やれない」状態で足踏みばかりしている人、自分らしく生きられない人が少しでも自己実現の為に勇気を持つことがこの記事によってできたのなら望外の喜びです。
何かを始める時に最も大きな障害としてあなたの前に立ちはだかるのが「他人の意見」です。
「あんなに有名な人が言っているのに、このやり方では上手くいくはずないよな…」
「みんながそれおかしいよ!って言ってるし、やっぱりやめておこうかな…」
こんな「他人の意見」が、あなたが何かをやろうとする時にはあちこちから投げかけられることでしょう。
こうした意見やアドバイスは、あなたにとって障害になっていたとしても確かに一つの考え方ではあります。
こうしたネガティブな反対意見にはそれぞれにもっともらしい論理的とも言える理屈が付けられており、つい信じ込ませてしまう力があります。
ただ、あなたが自分らしく生きること、自分なりの幸せを手に入れる目的においては、こうした他人の意見は大半が無意味なのです。
なぜなら、その人にとっては成功できる方法であっても、それがあなた自身にも適用できる方法であるとは限らないからです。
その人とあなたで、どちらが優れているか劣っているかどうか以前に、生まれ育った環境も備わっている性格も、経験値、資金、人脈、容姿すべてが違うのです。
つまり、他人の前提条件が全く異なる成功例を安易に真似したところで、成功できる可能性は低く、単なる劣化コピーになってしまう可能性が高まります。
アドラーは、他人が自分をどう思うのかはその人の課題であって、あなたの課題ではないので本質的には変えさせることなんてできない。
だからあなたは自分の課題に集中して、他人から認めてもらえるように生きるのではなく、自分らしく自分の意見を生きるべきだという「課題の分離」と「承認欲求の否定」を提唱しております。
このアドラーの考え方は最もではありますが、このアドラーの考え方を徹底するあまり、他人からの意見やアドバイスを軽んじてしまうのではいけません。
視点や捉え方を変えれば、こうした反対意見もあなたの原動力に変えることもできるからです。
周りの人達はあなたができるだけ酷い目に遭わないようにと、最少リスクな保守的で誰でもできたり、多くの人達が既にやっていることや、現在やっているような無難なことにしか賛同しない人達です。
親でも親友でも恋人でも、あなたの為を思ってあなたの考え方を否定してくることも多いことでしょう。
しかし、こうしたあなたに対する反対意見が投げかけられてくる背景を知っておくと、それを逆手に取ることもできます。
つまり、反対意見が多ければ多いほど、あなたは独自の自分だけの道を生きようとしているとも捉えられるのです。
より自分らしいとも言えますし、ビジネスの世界で言えば競合が少ないからこそチャンスがあるとも言えます。
反対意見を自分のエネルギーに変えてしまうようなお話をさせて頂きましたが、他人の意見から本当にあなたにとって参考になるような事柄が見つかることもあります。
つまり、何よりも大切なことは自分で決断して、自分の意思で行動することです。
アドラーの唱える他者と自分の課題の分離の本質は、ここにあります。
自分で選んだことにこそ意味があり、自分で選んだということは、それはあなた自身のこれまでの経験や性格などのあなただけの特性に関係性があるということなのです。
他人との前提条件の違いがあるにも関わらず、盲目的に他人のアドバイスに従うよりも、自分で選んで行動することはどんなに科学的にありえないようなことであっても価値があるものなのです。
自分で選んで実行するということ自体が、自分軸で他人や環境のせいにすることなく、自分のせいにして自分自身を成長させることにらつながるからです。
安易に他人の意見やアドバイスに従っても、上手くいくことなんてあまりなく、あなたが満足できるような結果になること中々ありません。
残るのは、納得できない結果とその人に対する恨みや不信感だけになり、あなたが得られることはありません。
上手くいかなかった失敗体験を一つでも積み上げてしまうと、それは自分の自信を喪失させることにもつながります。
挙げ句の果てに、その失敗体験が他人から安易に影響を受けたことによるものであれば尚更、自分ではどうにもならないという他責思考な無力感を助長させてしまい、ますます他人軸で自分の人生を生きることができなくなってしまいます。
アドラーの危惧した通り、承認欲求によって自分らしく生きられずに他人に認めてもらえるように他人の人生を生きるようになってしまいます。
どんなに小さなことでも、自分軸で考えて行動していくことが自分の成長、自分の夢や希望を叶える近道なのです。
自分で決めたことで失敗しても、それでもめげずに努力を続けることがあなたの本来の幸せにつながる道なのです。
自分軸で、自分の人生の中で失敗しては成功を目指すことこそが大切なのです。
他人の意見を鵜呑みにするようなことはせず、自分で決断して、自分の人生を生きましょう。