アドラー心理学サロンです。
マハトマ・ガンジー氏はこう言いました。
「人間は、その人の思考の産物にすぎない。人は思っている通りになる」
これはまさにアドラーの観点からも言えることで、アドラーはこの世界には客観的に立証できる事実は存在せず、すべてはあなたの与える意味づけ次第であるとしています。
つまり、このアドラーの「意味づけ」の論理では、あなたという存在はあなたがどんな意味づけを与えるのかによって定義されているということになります。
どんな状況にあっても自己肯定感を失わずに、自分を信じて前向きな行動を起こせるセルフ・イメージを持つことは、幸福な人生を歩む為に非常に大切なのです。
思い込むだけで自信に満ち溢れた成功する人生の舵を切ることができるのなら、思い込んで自信を無くし、不幸な人生に進むくらいなら、良い方へ思い込まないと損ですよね(笑)
自分のセルフ・イメージを高く保つことができれば、自己効力感という心理学用語で「自分にはできるんだ!」という肯定的な感覚を覚えることができます。
自己効力感があれば、どんなに酷い苦境にあなたが陥っていても、あなたは何度でもやり直せます。
どんなに最低な失敗をしても、何も学ぶところ、得られることが無いなんてありえないのです。
ささいな失敗であれ、重大な失敗であっても、ひとまずは「ラッキー!」や「自分はツイてる!」と小声でもいいのでつぶやき、思い込むようにしましょう。
人には、認知的不協和という性質があると心理学では確認しております。
これは自分の行動や言動と、自分の認知のつじつまを合わせようとする性質です。この心理学の認知的不協和という性質を理解して応用してしまえば、前向きな言葉を自分にかけることで無理矢理に自分の思考を前向きに軌道修正することができ、行動を前向きにすることができます。
どんなに最悪な失敗を犯していたとしても、取り敢えずポジティブな言葉を自分にかけてしまいましょう。
こじつけ感があってもいいので後付けでポジティブな意味づけをアドラー流で与えてしまえば打開策を見つけられます。
失敗した時にネガティブな言葉を口にすると、どうしても認知的不協和の性質によって思考がネガティブになり、取れる行動も後ろ向きなものになってしまいます。
失敗をした時に「しまった…」と考えてネガティブなことを口に出してしまえば、前向きに打開策が考えつくことはありません。
常に自分に対してポジティブな言葉をかけたり、自分の好きなものを近くに置いて、嫌いな人やものを遠ざけるだけであなたの自分自身に対する意味づけはポジティブなものに変わっていき、自己効力感を高めてどんなことが起きても切り抜けられるようになります。
あなたが自由に与えることができる意味づけならば、アドラーの言う通り自分の好きなように付け替えて幸せな人生を歩みましょう!