アドラー心理学サロンです。
メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご掲載致します。
今回のお悩みは、友達付き合いのやり方、頼まれたら断れない、人の目が気になった時の対処方法を教えて欲しいとのご相談です。
アドラー心理学をベースに、どのように考えて対処すべきなのかを回答させて頂きました。
個人情報に関しましては、一部ぼかします。
あなたの悩みの解決に、本記事が役立ちましたら望外の喜びです。
Q1. ご相談
私はあと数日で学年が上がります。それにつれて、少し不安があります。何かと言うと、それは対人関係です。
私はアドラーの「嫌われる勇気」を2回程読みました。そこには、「全ての悩みは対人関係の悩みである」と。
確かにそうなのかもしれない、と思いました。そこで、3つ相談です。
私の学校は学年が上がるにつれてクラス替えをします。その時、どのようにして友達を作れば良いのか?はたまた、今いる友達を大切にすべきなのか。
また、クラスでの話し合いでの際、私は人から頼まれると(場合によりますが)断れないのです。その時の対処法をお願いします。
最後に、私はいつも人の目を気にしてしまいします。本には「お前の顔を気にしているのはお前だけ」という老婆の言葉がありました。
納得はしましたが、どうしても人の目が気になってしまう。私は他人から嫌われていないだろうか?変な目で見られていないだろうか?幾つもの不安があります。
長文かつ、稚拙な文章、失礼しました。
A. 回答
アドラー心理学サロンです。
友達をどう作ればいいのかにつきましては、あなたがどうしたいのか次第だと思います。
無理に友達を作りたくないのであれば、作る必要はありませんし、今いる友達とこれからも付き合っていきたいのか、疎遠になりたいのか、あなたが決める課題です。
冷たくあしらうような回答で恐れ入りますが、自分軸で判断することが大切です。人からお願いされた時に断れないというのも他人軸で他人を優先し過ぎてしまっていることが原因かと思われます。
「自分はどうしたいのか?」という視点を大切にしましょう。自分のことは自分で決めて良いのです。それは私が許可をすることでもなく、みんなに平等に与えられた権利なのです。
他人の目が気になられるとのことですが、どう考えれば良いのかというとアドラーの課題の分離の考え方を実践すれば解放されます。
他人が自分のことをどう思うのかは他人の課題であり、自分の課題ではない。
他人が自分をどう思うのかを変えようとしても、たしかにあなたは自分の長所を知ってもらおうとしたりすることや誤解を解こうとすることはできますが、本質的には他人のことは変えられないのです。
アドラーの課題の分離を意識するようにすれば、これ以上は他人の課題だからいいや!と割り切りができるようになっていきます。
他人が自分をどう思うのかを気にして、それを変えようとすることは他人の課題への介入となり、あなた自身が他人に振り回される結果を招きます。
それよりも、自分がどうしたいのか?という自分の課題に集中して、自分の課題を守ろうとすることに専念しましょう。