アドラー心理学サロンです。
メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご掲載致します。
個人情報に関しましては、ぼかしを入れます。
今回のご相談は、相手からどう思われるのかなんて承認欲求は捨てて、自分の思ったことは何でも口にするべきなのかというお悩みです。
アドラー心理学を基にして、自分らしくあること、他人を思いやることについてどう切り分けるのかアドバイスさせて頂きました。
あなたの悩みの解決に、本記事が役立ちましたら幸甚です。
Q1. ご相談
【ご相談フォーム】
・年齢(年代でも可)40代半ば
・性別 女
・職業 会社員
・今後どうありたいのか
今ままで通り自分の良いと思われることを
信じて生きていきたい。
・ご相談内容 下記の通り
・問題だと思う点
承認欲求の裏返し、他者を気にするからこそ、人に優しく出来ないのではないか、良い人と見せる為、自分を落ち着かせる為、簡単にもの事を済ませるために、偽りを装うことが良くないと思う為です。
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いつもこのツイートを見るたびに
私は間違ってない!これでいいのだと
救われ、元気をもらえて生きています。
今日は少し疑問が出たので初めてメールを送ります。
他者への優しさについて
本心ではそう思っていなくても、同情、共感するふりをすること。
例えば、私の夫は鬱歴11年、数時間の仕事で疲れた、人がキツイと言ってきます。
本心はあたりまえ、、そんなの。と思っていてもそうだね。大変だねと本心とは別の答えをすること。
あきらからに自業自得と思われる状況に関してそりゃあそうだよ。と思う気持ちを押し殺し、同情、共感してるふりをする必要性。
どんな時でも、どんな状況でも自分の意見を口に出していいのでょうか。
それとも、他者への攻撃にもなる不用意な発言は抑えるべきでしょうか。
A. 回答
アドラー心理学サロンです。
真実ほど、人を傷付けてしまうことがあります。
相手との関係性次第ではありますが、相手を思いやって使う言葉を選んだり、何を言うべきなのかを考えることは大切なことです。
そのさじ加減は、その時その状況次第でご自身で調節する必要があります。
アドラーは「正直であれ」という考え方というよりは「自分らしく生きましょう」という考え方です。
わざわざ他人を傷付けると分かっていても、はっきりとモノをいうのは思いやりに欠けると思います。
相手が受け入れやすいように「こうしてみたら?」と提案してあげるようにした方が良いと思います。
アドラーの課題の分離で考えると、他人が何をどう考えるのか、どう感じるのかは他人の課題であり、あなたの課題ではありません。
相手の顔色なんて窺いたくないし、自分の思ったことを言うんだ!というのは他人の課題への介入になってしまうこともあります。
しかし、状況によっては相手にとって辛いことでも言わなければならないこともあります。
自分が相手から嫌われたくない、酷い人だと思われたくないと考えるよりは相手を思いやった上での提案をしてあげましょう。