アドラー心理学サロンです。
メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご掲載致します。
個人情報に関しましては、一部にぼかしを入れております。
今回のご相談は、周囲が結婚をして子供を持つようになり、未だに結婚できていないことから焦りがあるものの、積極的に出会いの場に行けないとのお悩みです。
アドラーの考え方をベースに、結婚に対する自分の考え方や、恋愛に積極的になれない状況への対処法をご提案させて頂きました。
あなたの悩みの解決に、本記事が少しでも役立てましたら幸いです。
Q1. ご相談
はじめまして。以下の通りの相談をさせていただきたいと思います。
・年齢‥20代後半
・性別‥女性
・職業‥アパレル業界
・今後どうありたいのか‥自分に合う人と出会い、結婚したい。
・ご相談内容‥そろそろ結婚を考えてはいるのですが、なかなか相手になる人に巡りあえず、周りの友人は結婚して親になっているなかで焦りしかありません。このままずっと独身のままなのか、と不安です。
・問題だと思う点‥臆病になったりしてなかなか相手になる人に巡りあえない。持病があるため、それを受け入れてくれる人がいるかという不安が先走ってしまう。
A. 回答
アドラー心理学サロンです。
周りの人達が結婚していくところを見たり、子どもを持つ年齢になると焦りを感じる人はとても多いですよね。
ただ、結婚はご縁でもありますので、独身のままでいる可能性もありえます。
焦って相応しくない人と結婚することは得策とは言えませんし、後々に不仲などのトラブルに見舞われることも多いので結婚が絶対に必要だという考え方から変えてみた方が良いかもしれませんね。
結婚することが、必ずしも人生に必要なことでもなく、幸せそうに見えてもトラブルを抱えている結婚生活も珍しくありません。
アドラーの課題の分離の考え方では、他人が何を幸せだと感じるのかは他人の課題であり、自分の課題ではないと考えることができます。
あなた自身が、結婚をしたいということでしたら、もちろんお相手を探す必要はありますが、自分の幸せに本当に結婚が必要なものなのかをよく考えてみましょう。
また、持病をお持ちとのことですが、その持病を受け入れてもらおうと考えるよりは、こちらも上記のアドラーの課題の分離で割り切って、受け入れてくれないのならその人とはご縁が無かったと考えた方が良いかもしれません。
あなたは自分の持病をコンプレックスだと思われているのかもしれませんが、あなたが「持病を持つパートナーを嫌がる男性も多いんだ」と考えていると、その態度は相手に伝わってしまい、持病による弊害ばかりに注目を集めてしまう結果になりかねません。
「持病はあるけれど、乗り越えてあなたと一緒にいたい」
このように素敵な男性との出会いがあった時には考えるようにされてはいかがでしょうか?
ご自身の持病をネガティブな面ばかりをアピールしてしまうと、「そんなの関係無いよ!」と考えている人であっても重荷に捉えられてしまいます。
あまり「結婚しないと!」、「持病があるから…」と気負わずに出会いの場に出向いてみて、ご縁次第でお付き合いしたり、結婚を考えたいというスタンスの方が素敵な結婚が望めると思われます。
お辛いこともあると思いますが、人間の価値は何ができるのか?という生産性よりも、もう少し本質的なところにあります。
一緒にいられるだけで幸せな気分になれる人と出会ったことはございませんか?
ありのままの自分を受け入れてくれて、お互いに自由に振る舞える関係にこそ本物の愛があるとアドラー心理学では考えています。