アドラー心理学サロン

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【必見】いじめられた記憶を忘れ去る方法

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介しております。


個人情報に関しましては、一部にぼかしを入れております。


今回のご相談は、前回ご相談を頂いた件で、どうしてもいじめられた時の記憶が蘇ってしまい、忘れることができず苦しめられているとのお悩みです。

www.adlersalon.com


アドラーの考えと、心理学の手法を用いて、過去のいじめの記憶を含めて、過去の辛かった記憶を忘れる方法をご提案させて頂きました。


あなたの悩みの解決に、本記事が少しでも役立つことができましたら幸甚です。


Q1. ご相談

アドラー心理学サロン 様


こんにちは。先日は丁寧なお返事ありがとうございます。そして、先日のメールではきついことを言って大変失礼しました。


年齢:40代前半

職業:年金暮らし


悩み相談かどうかはわかりませんが、私のお話を聞いてください。


先日のメールでは「あの時のことは水に流してあいつらを許そう」とお話ししましたが、なかなか上手くいきません。

 

まだいじめられた出来事を考えたり、脳内であいつらにいじめられたシーンが鮮明に自動的に再生され、あいつらに言いたくても言えなかったことを独り言で言ったりします。

 

気を紛らわすためにスマホをいじったりしています。私は目の病気を患っていて、長時間のスマホをやるのは良くないとわかっていても気を紛らわすために長時間スマホをいじっています。他に精神安定剤を大量に飲んだり奇声を上げたりします。


「水に流してあいつらを許すそう」と決意したのに。決断力がないかけてるのでしょうか?

自分を変えること、自分が幸せになるのは本当に難しいですね。


先日、美容院でいじめを題材にしたマンガを読んで、主人公が激しいいじめを乗り越え、精神的に強くなった姿を見て、「私も主人公みたいになりたい」と思いました。主人公を尊敬しました。カッコいい、立派だと思いました。


時々、一生、精神病棟に入ろう、消えたいなどと考えることがあります。


初めてのメール、2通目のメールでお話ししませんでしたが、中学時代にも同級生からいじめられましたが、高校の時と比べると激しくありませんでしたし、トラウマはありませんでした。高校に入ってすぐ友達ができました。


アドラーの本を読んで、高校時代のトラウマは自分自身でトラウマの性格を作ったんだと思いました。

 

いじめられた出来事を思い出したいから考えたいから引きずりたいから自分自身でいじめられた出来事を思い出して考える性格を作ったのです。


もっと早くアドラーの本に出会いたかったです。もっと早くアドラーの本に出会っていたら人生が変わっていたかもしれません。


お話を聞いてくださって本当にありがとうございます。


乱文、長文で大変失礼しました。


またメールを差し上げます。


A. 回答

度々のご相談のご連絡、誠にありがとうございます。


前回の私からの回答に、誤解があったようですね。分かりにくくて申し訳ありません。


あなたが自分のことに集中する為に、過去に自分をいじめてきた人達を一時的にでも許してあげて、自分を幸せにする努力に集中しましょうというお話でした。


「許す」といっても、心の底から許すのではなく、「自分が幸せになる為に、お前達から受けたいじめの記憶は邪魔になるから一時的にでも許してやる!」と考えてみてはいかがでしょうか?という意図です。


あなたが本当に幸せになって、自分の気持ちを満たすことができるようになれば、その時には「辛いいじめの過去があったからこそ、自分は幸せになれた」と自分で自分を肯定できるようになれると思います。


現段階では、あなたは幸せを感じておらず、満たされない気持ちでいっぱいなのだと思います。


そんな状態で、辛かった過去を受け入れようとしても、それはあなたが菩薩のように穏やかで、何をされても他人を憎まない性格をしていない限りは難しいのではないかと思ったからです。


それならば、自分が幸せになる為に辛かったいじめの過去が障壁となってしまっているので、「一時的にでも許してやる!今に見てろよ!」くらいに思って自分の幸せに向けた努力に集中するのがあなたにとって良いのでは無いかと思ったのです。


一時的にでも許すことができれば、思い出すこともなくなりますので、徐々に記憶から薄れて本当に忘れることだって可能です。


そうやって嫌なこと、辛かったことを繰り返し思い出してしまうことは、より強固に記憶に定着させてしまっていることになってしまいますので、一時的にでも許すという形にしておけば、考えが浮かぶことを減らせるのではないかと思うのです。


もう一つの方法としましては、「エスクプレッシブ・ライティング」という方法があります。


紙に自分の感情を書き出していくだけの作業ではありますが、心理学的にも効果があるとして、多くの精神科や心療内科でも採用されている心理療法の一つです。


紙に書くことによって、頭の中でグルグルと反すう思考して繰り返し思い出しては無限のように存在するように思える嫌なことも、有限で限りのあるものなのだと実感することができますので、心理的に落ち着かせることができます。


これまで、あなたが受けてきたいじめの記憶は、さぞあなたを苦しめてきたことでしょう。


どんなことでも、人間は区切りが付かない、決着がついていないことはモヤモヤとした気持ちが伴って忘れることができないのです。


しかし、紙に書くことで、自分が辛かったこと、何が嫌なのかを明確にすることができ、無理矢理にでも区切りを付けることができます。


そうすれば、いじめられた過去を忘れることができるかもしれません。