ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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人生で無駄な経験なんてありませんよ!

アドラー心理学サロンです。


あなたは、今ままでやったことのないことを始めようとする際に「やったことが無いから、自信の持ちようがない…」、「上手くできるかな?」という感覚になったことはありませんか?


ネガティブな気持ちが頭をよぎって、「失敗したらどうしよう」と不安になっては自分にストップをかけてしまうこともあるでしょう。


色々と悩んではなかなか行動に移せずにくすぶっているあなたにお伝えしたいことがあります。

 

それは、たとえ失敗に終わったところで、失うものがどれだけあるのですか?

という質問です。


よほど、大きな挑戦をする訳でもないのであれば、ダメージだってそこまで大きいものではありません。

 

そんな自分の命をかける程の大勝負に出るのなら、浅い経験などではなく、それなりに裏打ちされた経験をしていないとどうにもなりません。


世の中の大半の人たちには、これといって失うほど価値のあるものは持っていないのではないでしょうか?

 

もちろん、多少のお金や時間は無駄になるかもしれませんが、これまであなたが知らなかった、経験したことが無かった新しい世界を垣間見ることができた授業料であると、前向きに捉えることができれば、失ったものや無駄になったと感じることなんて非常に安いものに感じることでしょう。


人が生きてきた中で経験することは、何一つ無駄になるようなことは無いと私は考えております。

 

というよりも、無駄になる経験はありませんが、活用できない経験はあると考えています。


引きこもりで何もしないでぼーっとしている時間も、ただひたすらに遊び呆けている時間も、それは人生の損失になるような無駄な経験であるとは思えません。


引きこもってぼーっとしていても、引きこもっている人間の気持ちが理解できるようになれたり、社会や世間との繋がりを遮断して、自分と向かい合う時間を取れている良い経験になっているとも考えられます。


遊び呆けている人にしても、多くの人たちとの交流の中でコミュニケーションスキルを向上させていたり、世の中にある娯楽の楽しみ方をマスターしていることは、無駄な経験などでは無くて、今後の人生を楽しむ為の宝のような経験でもあります。


引きこもっていた人や、遊んでばかりいた人たちが仮に社会復帰をしたとして、その経験によって社会に貢献できることなんていくらでもあります。


同じ会社で、同じ仕事を精進してきた人たちは、もちろん仕事を通じて実際に仕事で活躍する為の具体的なスキルや経験を積んでいっております。

 

しかし、最低限の仕事のスキルや経験を身に付けることで、これまで働いてこなかった人たちが意外な活躍を見せる場面を幾度と無くこれまで見てきましたし、聞いてきました。


どんな経験やスキルも、無駄なことなんて何一つ無く、役立てるか役立てないかは自分次第なのです。


どんなに最低な失敗や過ちを犯してしまったとしても、そこから何も学べないなんてことはありえないのです。

 

人は、成功よりも失敗から学ぶことが多いもので、成功は次に向かう自信やきっかけを得ることにつながる程度であり、同じ成功ができるのかどうかは分野も変われば状況も変わるので、一概には保障されません。


失敗する法則は、どんな分野であってもそれなりに共通項がありますので、どんな失敗の経験も成功の素にすることができるのです。


辛い経験は、これからのあなたの成功の為に必要となる強さを得るために必要なことなのです。

 

昨日の痛みを、明日の強さに変えていくことで人は成長できます。


無駄な経験をしてしまうことを恐れるよりも、失敗を恐れるよりも、何かを始めることで得られるであろうポジティヴな面に注目して、身軽に行動できる姿勢を持っておくことは、自分の人生を豊かなものにしてくれます。


たとえば、毎朝ランニングしようと考えていたとします。


「毎朝起きて、ランニングするのは辛いだろうな、そんなことしたらその後に疲れ果ててしまって一日が台無しになってしまうかも」

 

、と考えるのではなく「毎朝ランニングすれば健康維持にも繋がるし、気持ち良く一日がスタートできる」

 

、のように何事もポジティブに考えることができれば、行動しやすくなります。


どんなことであれ、ポジティブな面もネガティブな面もあるのです。

 

無駄になるかどうかよりも、プラスになることに注目していきましょう。