ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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人の好き嫌いが激しいなら、友達が少ないのは仕方ないだろ❗️

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


個人情報に関しましては、一部にぼかしを入れております。


今回のご相談は、自分の枠に人をはめ込んでは、すぐに人間関係を切ってしまっており、それにも関わらず友達が少ないと嘆く元カレにどう諭すべきなのか知りたいとのお悩みです。


アドラーの観点から、他人にその人自身の問題点を改善させる方法についてご提案させて頂きました。


あなたの悩みの解決に、本記事が少しでも役立つことができましたら望外の喜びです。

 

Q.ご相談

はじめまして。

私の元カレのことについてご相談です。


彼自身の性格が短気すぎると言いますか、他のことに目を向けず、自分の枠の中に他人を無理やりはめ込もうとし、ハマらない人間は嫌いだ。関わりたくない。


と言うくせに俺には友達が少ない。人なんて離れていくばかりだ。寂しい人間だ。


と自分自身の考えが原因なのを全くわかっていません。


私がこの事を言おうとしても私のことをそもそも下に見ているので聞こうともしません。


放っておけばいいのですが私もこの人に縁はあったのでなんとか彼にこの性格の悪さを見つめ直してもらいたいのですが、何か良い伝え方、方法はございませんか?


今現在、また言い合いをしてしまいまして既読無視されている状態です。


良い解決法はないでしょうか。どうかお願い致します。


A. 回答

たしかに、色々ともどかしい気持ちの込み上げて来る状況ですね。


自分の枠に他人を入れて、自分に合わない人間とは関わらない考え方は、一概に悪いとは言えないのです。


自分が気持ち良く過ごせる環境作りは、自分の力で行うものなので嫌な人とは関わらないようにするのも1つの方法ではあります。


ただ、1つ問題なのがそうした排他性を持つということは、友達が少ない状況を作り出してしまう要因になってしまうことがあることです。


あなたの元カレが何を考えて、どうするのかは彼氏の課題であって、あなたを含めて他の誰の課題でもありません。


こちらは心理学者アドラーの代表的な考えである「課題の分離」という概念です。


他人と自分の課題を区別して、自分らしく生きることを推奨する考え方です。


友達が少ない状況に、どうにも耐えられないのならもう少し、「ありのままのその人」を受け入れてみるようにすることを諭してみると良いかもしれません。


変わるのか変わらないのかは、元カレの課題なので、あなたが元カレの課題まで自分の課題に加えて抱え込み、悩み苦しむのではあまりよろしくありません。


そもそもの話ですが、元カノであるあなたを下に見て、あなたの話を聞く耳を持たない彼氏であるようですが、そこまでしてお付き合いしてあなたは幸せですか?


お互いに自由に振る舞えて、尊重し合える関係が持てないのなら、今後の付き合い方を考えた方が良いかもしれません。


あなたが自分を押さえつけてまで、元カレに合わせて振り回されるようなことは避けるべきです。


あなたはあなたの為に生きていて、元カレを含めて他人を自己犠牲をしてまで幸せにする貢献をする必要はありません。


元カレの機嫌を伺う必要なんて無いと思います。


言い合いになったからとはいえ、一時的ならまだしも既読無視を決め込むのは幼稚に思えます。


もちろん、「親しき仲にも礼儀あり」ですが、自分の機嫌は自分で取るものですし、安易に既読無視をしているあたり、自分に関心を持たせようとしている甘えた心理があるように思えます。


あなたとの付き合いを止めようとしているのか分かりませんが、あなたが下手に回ってご機嫌取りをしないと良好な関係が維持できないのは問題です。


ありのまま、あなたが思うところを、今後どうしたいのかというあなたの意向を添えて連絡してみて、それでも状況が変わらないのなら一度付き合い方を考え直してみましょう。