ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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何であんな奴が選ばれて、自分じゃないんだよ❗️

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご掲載致します。


個人情報に関しましては、一部にぼかしを入れております。


今回のご相談は、以前依頼された仕事に自分は選ばれず、友人は選ばれていて納得できないとのお悩みです。


アドラー心理学の観点から、どうしたら自分が選ばれずに他人が選ばれた時に気持ちを平静に保てるのかをご提案させて頂きました。


あなたの悩みの解決に、本記事が少しでも役立てましたら幸いです。


Q1. ご相談

こんばんは

最近拝見し、なるほどーと毎回勇気づけられております。

 

年齢は50代前半です。


私は人見知りもなく、社交的とよく言われます。自分で言うのもおかしいですが、華やかだとよく言われます。

 

仕事も、不定期で派遣で働くような扶養内就業の主婦です。

 

子供も夫も手のかからない方で、かなり自由にさせてもらってる方だと思います。


ただ、同じ仕事に一緒に友人と行ってもその後同じ仕事に声がかからないことがあり(その友人にはかかってる)自尊心が傷着きます。

 

特に大差なく仕事はしてると思うのですが、1つこういうことがあるとどうして自分に声がかからなかったのか物凄く執着してしまい、苦しいのです。

 

それは、自分にほかの仕事が決まってても同じです。自分に声がかからないことが気に入らないのです。

 

あと、案外他の人は仕事に執着なく、呼ばれなければこちらからゴメンだわという方も多く驚きます。そして、必ずその後もっといい条件のお仕事に出会えるのですが、どうしても納得出来ない。

 

職場で出会う方とは必ずといってもいいほど短期の仕事でも仲良くなりその後もお付き合いが続くほうです。

 

だからこそ、余計にコミニュケーションも上手く取るように心がけ、仕事も人並みにはこなしてるつもりが声がかからないことに納得いかなくてこころの持ち用に困ります。

 

アドバイスお願い致します。


A. 回答

励んで仕事をしていて、同じ現場に行った後に、別の人には声がかかっても自分には声がかからないとのことですが、こうしたことは良くあることです。


あなたの実力不足である可能性ももちろんゼロではありませんが、基本的にその他の条件として地理的な問題や担当者との相性なども含まれますので、何とも言えませんし真相は分かりません。


ただ、あなたに全力を出していない、能力が足りなかったなどの後ろめたい思いが無いのなら、あまり執着しても仕方ありません。


同じ会社の中でも、ある仕事を頼むのにあたって以前は自分にも依頼が来ていたのに、別の人にしか依頼が来なくなることなんて良くある話です。


背景には「自分」に関係の無い会社や担当者の都合あることも多いのです。


あまり「何で自分には来ないんだ!」という気持ちを強く持ち過ぎてしまうと、会社や特定の誰かである担当者に認めてもらおうとすることが仕事をする目的になってしまいます。


心理学者アドラーは、他人から認めてもらおうとしてばかりいると、誰かにとって都合の良い人間にしかなれないとして承認欲求を強く持つことを激しく批判しました。


あなたは誰かの都合の良い存在になりたいのではなく、自分が必要とするお金を受け取る為に仕事をしているのではないでしょうか?


人は誰しも自分の為に生きているのであって、他人の為に生きている訳ではないのです。


結論としましては、後ろめたさが無くてやれることをやり切っているのだと思うのであれば、認めてもらえなくてもその仕事にはご縁が無かったとでも考えて、別の仕事に集中したりすることをおすすめします。


どうしてももう一度同じ仕事がやりたいのであれば、自分の長所ややる気をアピールするなどして、ご自身の意向を伝えるなどの行動を取る必要があります。


ただ、それでも希望が通るのかどうかはあなたが決められることではありません。


他人が自分をどう思うのか、最終的に決めるのは他人の課題であって自分の課題では無いのだと割り切ることは大切です。


自分にできることは、自分の希望を叶えられるように取り計らうことだけであり、他人のことは変えられないのだと認識しておかないと、他人の都合に振り回されることになってしまいます。