アドラー心理学サロン

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自分なんかに生きる価値があるのですか❓

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を、お悩み事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


個人情報に関しましては、一部にぼかしを入れて細心の注意を払っています。


今回のご相談は、以前は人付き合いが上手な陽キャラだったが、陰キャラになってしまい前向きに生きられなくなって悩んでいるとのこと。


アドラー心理学の観点から、自我を確立させて、自分の人生をどうやって自分で切り開くべきなのかについて解説させて頂きました。


あなたの悩みの解決にも、本記事が少しでも役立てましたら幸甚です。


Q1. ご相談

・年齢 10代後半

・性別 男性

・職業 大学生

・今後どうありたいのか 人と接することに対して積極的になりたい。人と円滑なコミュニケーションを取れるようになりたい。様々な物事に対して臆せず挑戦したい。

 

・ご相談内容 私は今年度大学に入学した新大学一年生です。

 

自分でこんなことを言うのはおかしいと思いますが以前までの私(生まれてから高校二年生の夏頃)はとても明るく周りに人が溢れ対人関係でも悩んだことのない、いわゆる「陽キャ」と言われるような人種だったと思います。

 

しかしいつからか人との関わりかたがわからなくなり、コミュニケーションもうまく取れなくなりました。

 

そのため以前まで仲が良かった人ともうまくコミュニケーションが取れずにあまりうまくいかず、新しい友達ともうまくいっていません。

 

人と関わっているととても疲れてしまいます。

 

そのため休日は家に閉じこもって人とできるだけ関わらずに過ごしています。また、新しい物事への挑戦ができなくなったりしました。

 

そのため私は自分に自信を失い、以前まで簡単にできていたアルバイトが今では多くケアレスミスをしてしまったり、勉強が捗らなかったりしてひどい自己嫌悪に陥っています。

 

「自分みたいな人間に価値があるのか」「自分を必要としている人はいないんじゃないか」そのようなことをいつも考えてしまい、消えてしまいたいと思ってしまいます。

 

そんな自分に限界を感じ心療内科にもいきましたが、軽度の鬱だと診断されただ薬を出されただけでおわりでした。

 

私はこんな自分を変えたいです。文章が拙く読みづらいかと思いますがよろしくお願いいたします。

 

・問題だと思う点

 

・高校生の頃新しくできた友人を大切にして昔からの友人との関係を疎かにしていた。

 

・小学校三年生から中学校三年生まで続けていた野球をやめ高校では違う部活に属していたがすぐやめたこと、つまり特定のコミュニティに所属しなかったこと

 

・人と違う道を歩もうとして大学への推薦制度があるにもかかわらず大学受験を選んだり、知り合いが少ない遠い高校に行ったりしたが、結局は明確な目標もないため中途半端だったこと

 

・高校時代友人との遊びの誘いを断って一人で遊ぶことが増えたこと

・自分を大きく見せるために虚言を言ったりしたこと

・高校の頃部活をやっていなかったり周りに帰宅部がいなかったりしたため放課後一人で過ごすことが多くなったこと


A1. 回答

以前はいわゆる陽キャラだったのが、陰キャラになってしまったと捉えられているようですが、あなたのお話を伺う限りはむしろ、自我が確立されてきているだけのように思えます。


集団行動ができないのではなく、好まなくなっているのではありませんか?


日本社会では、集団の和を重んじる根強い封建制の名残のような文化が残っており、みんなと同じであることを尊びます。


本の学校教育においても、やたらと集団登校、集団下校、「みんなと仲良く協調する」ことを強いています。


多くの日本人は、「みんなが言っていることが正義」であり、「みんなと上手くやっていけない人は悪い人でダメな人」だと刷り込まれており、そうではないと分かっていながらも恐怖心から集団の和を重んじております。


あなたはみんなと違う道に行くのに、根拠の無い不安と恐怖を感じて苦しんでいるのではありませんか?


他人が自分をどう思うのか、他人が何をしているのかを過度に気にして、他人からの承認欲求を強く持ち過ぎると、自分らしい人生を送ることができず、他人任せでしか幸せを感じられなくなってしまいます。


幸せは自分の内側から作り出して得るものであり、外側の他人や環境によって得られるものではありません。


自分が変えられること、自分にコントロールできることだけに集中して、他人から認められるのかどうかはあくまでも簡易な参考基準程度に捉えておきましょう。


アドラー心理学の代表的な考え方である「承認欲求の否定」の考え方です。


もう一つ、アドラー心理学には他人と自分を区別する為の代表的な考え方があります。


他人と自分の「課題の分離」です。


他人や世間が自分をどう思うのかは他人の課題であって、あなたが決められるあなたの課題ではないのです。


あなたも誰かの課題には介入せずに、他人にもあなたの課題への介入をさせてはいけません。


他人はあなたの人生の責任を、あなたは他人の人生の責任を取ることはできないからです。


他人に自分の生き方によって生じた結果の責任を取らせることは、自分の人生を放棄して他人の人生を生きることと同義なのです。


他人や周りのことなど気にせず、自分が進みたい道に向かって、「今、やれること」に没頭してみましょう。


どんなに素敵で大きな夢を見ていても、人にできることは現時点でやれることに限られます。


何もしなければ、どうなるのかは周りの環境次第であり、他人任せとなります。


何かやれることを精一杯やっていれば、色んな可能性が開けてきます。