アドラー心理学サロンです。
本記事では幸せになる為に必要不可欠な考え方をご紹介します。
何をやっても、何を手に入れても幸せになれないあなたは、是非何度も読み返してみて下さい。
自分の外側には幸せは存在しません。
つまり、他人や物によって幸せになることはできないということです。
どういうことかと言いますと、人はそれぞれ違う世界を見ており、これまでの経験や知識も違えば、性格も完成も何もかもが違うのです。
誰かにとっては悪い人があなたにとっての善人であることもあれば、あなたにとっての善人が誰かにとっては悪人であることもあるのです。
また、ある物が誰かにとっては良い物でも、あなたにとっては悪い物であったりもします。
それでいて、あなたの欲しいものだって子供の頃から今まで、何度も変わってきているはず。
つまり、結論から言うと何が自分にとって大切なことで、どんな人が自分に合うのかをよく知る為に、あなたがすべきことは「自分を知る」ことなのです。
もちろん、前述の通り人は年を追うごとに、経験を積み重ねるごとに趣味嗜好が変わっていきます。
ただ、本質的な変わらない性格や感性は中には存在します。
自分をよく知ることで、外側に存在する人や物に何を見出せるのかを知りましょう。
もちろん、定期的に更新されていきますので、定期的に自分との対話をする必要はあります。
他人は本人の為に生きているのであって、あなたの為に生きてくれることはありえません。
自分の思い通りになる人なんて、この世界に存在しないのです。
自分の求めるがままに振る舞わせることはできても、その人の思考から来る本心までを変えることは、どんな権力があっても不可能なのです。
また、物欲から何かを欲しがって、いざそれを手に入れたとなればすぐに飽きて別の物、もしくはより多くを手にしたいと考えるのが人間です。
あなたも、憧れのブランド品の財布やバッグを手に入れた途端に、数日後には手元にある苦労して手に入れた物がどうでも良くなった経験があるのではないでしょうか?
つまり、人間の欲望は尽きることがないのです。
要するに、良い人や悪い人、良い物や悪い物があるのではなくて、自分がどう思うのか次第なのです。
世界はあるがままに存在しているのであって、誰の為にも存在してはおりません。
この世界そのものは、誰にも優しくはないのです。
だからこそ、自分をよく知って自分が住みやすい世界を自分の中に見出して、自分にやれることをやって実現する努力が大切なのです。
不幸な人とは、一言で言えば「人生で何も見出せなかった人」であると表現できます。
幸せは自分の中にしか無く、外の他人や物が自分を幸せにしてくれることはありえないのです。
他人や物に執着して「あれヤダこれやだ」言って自分のやれることを放棄してる人は欠乏感に苛まれたまま人生を終えてしまうのです。
他人が自分をどう思うのかを気にしていることも、他人に執着していることになります。
他人に、自分の意図通りに自分のことを思って欲しいという承認欲求から、他人に対して「こうして欲しい、ああして欲しい」と願うことは、他人への執着が強いと言えるのです。
「他人が自分をどう思うのかは、他人の課題であって自分の課題ではない」と、アドラー心理学の「課題の分離」の考え方を持って、他人への執着心を抑えていくことは、自分らしく生きるのに必要なことなのです。
「他人がどう思うのか?」を気にせずに、相対的に他人との比較を止めることも重要です。
「世間では~」、「一般的には~」、「みんなが~」などといった考え方をしていると、それはあなた自身の考えではなくて、総じて他人の考え方や価値観に従っていることと同じになってしまいます。
たしかに、自分にとっては何のこだわりも興味も無いことを決めるような場合など、時と場合によっては一番選ばれているものを選ぶことは、過ちを避けることに繋がります。
しかし、何でもかんでも自分の意見や価値観を持たずして「みんなが良いと思っていること」や「みんなが悪いと思っていること」に従ってしまうことは、やはり「自分にとって何が大切なのか?」という自分の中で見出すべきものを曖昧にしてしまう恐れがあります。
あなたも今一度「自分はどういう考え方をして、何を大切にしているのか?」を吟味して、自分の中で大切なことを見出してみるようにしてはいかがでしょうか。
自分が文字通り、ずっと無我夢中になってのめり込めることが見つかれば、それはとても幸せなことです。