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苦手な人と仲良くなる方法

記事を読まれているあなたにも一人や二人や苦手な人がいて、どう接したらいいのか分らずに困っていたりするのではないでしょうか?

 

今は悩んでいなくても、苦手な人との関わり方で困った経験があったり、この先また苦手な人が現れる可能性は十分にあると思います。

 

そこで本記事では、苦手な人との関わり方にもう悩む必要が無くなることを目指して、苦手な人と良い関係を築く方法について解説させて頂きます。

 

なぜ苦手な人はできてしまうのか

 

人間には似た者同士が惹かれ合う「類似性の原則」と呼ばれる心理学的な性質があります。

価値観が近いからこそ共感しやすくなり、会話も盛り上がるもの。

 

逆に、苦手だなと感じる人はあなたとは価値観が異なっていて、共感し合えることが少なく、会話が進まなかったりします。

 

つまり、こうした「噛み合わない」ことが増えてくることで人は苦手意識をお互いに持ち始めて「苦手な人」ができるのです。

 

会話の主導権を苦手な人に渡して、聞き役に徹してみる

 

苦手な人と仲良くなるファースト・ステップは、相手に会話の主導権を与えて自分は聞き役になってみることです。

 

苦手だからといっても、歩み寄って良好な関係を築くには自分から動かないと相手から来てくれるとは限らないので何も進まないと思った方がいいでしょう。

 

苦手な人とは自分とは興味や関心が違っている価値観の異なる人のことです、絶対に苦手な人の話に最初から興味が持てるはずはありませんが「そうなんですね!」と、相手に好意が伝わるように「あなたを知りたい」、「あなたと仲良くなりたい」という気持ちを持って伝わるように表現してみましょう。

 

聞き役になると、相手の考え方や過去の経験、性格など個人的な話を知ることができます。

 

どんな相手であっても一つや二つは共感できるポイントがあるはずですので探してみましょう。

 

「意外といい人なのかも」と思えるようになること間違いありませんし、相手にも自分に好意と興味を持ってくれている人という印象が与えられるので好感度が上がります。

 

自分から好意を持って接すると、相手から自分へ好意を返してもらえる「好意の返報性」という心理学の法則で心の距離感をグッと縮めることが可能になります。

 

しかし、無理して苦手な人と関係を築こうとすると腕や足を組んでしまったり、目が笑ってないなど、拒絶反応が相手に見えてしまうことがあります。

 

なので、「話せばきっと分かり合える」、「良いところが必ずある人だ」と思って本当に興味があるように自分を騙してみることも必要です。

 

どうしても合わない人ならばもちろん無理をする必要はありませんが、苦手でも何とか今より良い関係になりたいと思うのならある程度は自分に嘘を付いてでも好意を持とうとすることは大切です。

 

悪意があって自分や相手を騙している訳ではなく、好意的な動機ですので積極的に一つのテクニックだと思ってやってみましょう。

 

人との出会いは財産ですし、人は人によって磨かれます。

 

苦手だからって人を避けてしまったり、衝突したくないからって苦手な人とは関わらないようにするだけでは成長することはできません。

 

苦手な人だからこそ自分とは違った考え方や経験、価値観を得ることもできますし、苦手な人を避けてしまったら貴重なチャンスを失ってしまいかねません。

 

話の聞き方や姿勢など、ほんの少しの意識で心地良い人間関係が築ける可能性は高いのです。

 

本記事があなたの人間関係をより良くし、より豊かな人生を送る手助けとなりましたら望外の喜びです。