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男女差別が無くなることはない⁉️

今回はコラム記事として「男女差別」をテーマに挙げたいと思います。

 

なぜ男女差別なのか?と質問が来そうですが、男女差別は例外を除き、大半のパターンで男女それぞれに原因があるからです。

詳しく一緒に考えていきましょう。

 

男性は理屈脳で女性は感情脳であり、男性は言語的なコミュニケーションに長けていて、女性は非言語的な忖度によるコミュニケーションに長けています。

 

男女で得意なコミュニケーションに違いがある理由がなぜなのかといいますと、下記の遺伝的な原因があります。

 

古来から男性は狩猟や採集、農作業に従事してきた背景から様々なところから色々なバックグラウンドを持つ人たちで集まって生活してきました。一方で女性は子育てをしたりご近所付き合いをしたりと、家庭の平和を守ることを役割として生きてきた背景があります。

 

つまり、男性はお互いのことをよく知らないことを前提にコミュニケーションを取り合って生きてきたのに対して、女性はお互いのことをよく知っていることを背景にしてコミュニケーションを取って生活してきました。

 

男性の生活では複数の様々な人達が集まって共通の目的を達成しようとしますので、忖度よりも言語でコミュニケーションをすることに重きが置かれていましたが、女性の方はお互いのことをよく理解して、以心伝心ができる事が求められてきたのです。

 

男女でのコミュニケーションの取り方の違いは、現在の男女差別とも密接に関係していると考えられます。

 

現在の社会は男性優位となっており、男性が中心になって作り上げてきました。

つまり、社会を論理的に組み立てられているので、「理屈」が求められるのです。

 

そうなると、女性が社会に進出するとなると得意の「感性」よりも「理屈」が重視されているので、活躍できる場所が限定されてきてしまいます。

 

加えて、日本は長らく「男尊女卑」の風潮が強かったので女性に対する配慮がまだまだ社会全体で足りておらず、女性だからこそ活躍できる場所ですら女性が十分に活躍できていなかったりします。

 

しかしながら、女性を差別する意図ではありませんが「男尊女卑」が長かったということは、ある意味では女性は自分で考える必要が無かったり、自立する必要が無かったということでもありますので、日本の女性は男性に良くも悪くも保護されてきたからこそ「自立心」が足りなかったりします。

 

もちろん、日本人女性が悪い訳ではありません、男性によって保護されていたとも言えれば、男性によって自立の機会と自由を奪われてきたとも言えるのです。

男性側は「女のくせに」だとか、「女の子だから」といった差別や特別扱いを止めるべきですし、女性はもっと自立する意識を高めて自分の頭で考えて自分で責任を取る覚悟を持つ必要はあります。

 

お互いにしっかりと意識しておかないと、男女差別によるトラブルは無くならないでしょう。

 

とはいえ、どうしても性別によって得手不得手はありますし、分かりやすい例で言えば力仕事で男女同一賃金はどう考えても不公平なのか明らかです笑。

お互いの「違い」を受け入れて、適材適所で活躍する必要がありますし、特に正当な理由がないのに「女性」だからと不利に扱われるような社会はおかしいです。

 

番外編〜レディーファーストは日本では不可能!?〜

 

海外で紳士な男性からの華麗なエスコートに憧れを持つ日本人女性は多いです。日本にレディーファーストが無いことに不満を持つ人も少なくありません。

しかし、残念ながら日本では今後数十年は不可能だというのが筆者の考えです。

 

理由としましては、日本人は男女共に精神的に自立している人が少ないことに加えて、女性蔑視の風潮もあれば女性は女性で男性に依存してしまっている人が多いからです。

 

前述にある通り、男性は女性を「所有物」のように扱いますし、女性は男性を「保護者」のように扱ってしまっているので、男性はレディーファーストができるほど紳士的に対応ができませんし、女性はレディーファーストを受けられるほどレディーになれていません。

 

レディーファーストがある欧米や中国の女性は非常に精神的に自立していますし、男性も女性を「自分の所有物かどうか」の視点では見ていません。

もちろん人それぞれですが、男女共に持っている偏見や依存心が無くならない限りはレディーファースト文化は日本では広がらないと見ています。

 

日本には日本の良いところがありますし、日本人男性の持つ忖度の優しさや守ろうとしてくれるところに目を向けた方が日本では幸せになれると思います。