あなたの周りにも一人や二人は自分探しをしている人がいるのではないでしょうか?
誰しもが一度や二度は、自分探しをしようか考えたことがあると思いますが、今回の記事では自分探しをしたがる人の心理や自分探しの効用について解説させて頂きます。
自分探しをしている人は、「今の自分は本当の自分ではない」と思い込んでいます。
現状の自分が置かれている状況や環境、扱われ方に納得することができずに、本当の自分はもっとキラキラした人生を生きているはずなんだと思い込んで目の前の現実から逃れようとしているのです。
自分探しをしている人は、「自分が本心からやりたいこと」や「もっと自分に相応しくて自分が活躍できる世界があるはずだ」と思っている節があります。
確かに見聞を広げたり、経験を積むために世界を回ったり、様々な仕事に就いたり色んなことを学ぶことは大切なことですし、自分探しをする人が言っていることややっていることは間違ってはいません。
しかしながら、自分探しをしている人は「必然」よりも「偶然」に頼っているの、人生が好転することはよっぽどの幸運が偶然的に手に入らない限りありえません。
自分探しをしてしまう人はシンデレラ願望があるので、どこかから白馬の王子様が迎えに来てくれるはずだと考えている少女と変わらないのです。偶然を待っているから結局は神頼みとか運頼みのハイリスクな人生を送ってしまっているのです。
こういう人が怪しい宗教や儲け話に引っ掛かりやすいんですよね、しかも本記事を読んでもプライドが高いので自分が当てはまっていると自覚できなかったりします。
人生はある日突然に変わるものではなく、現実に目の前にある課題にしっかりと直面して解決しながら自分が成長して行くことで徐々に変わっていくものです。
仮に目の前に魔法使いが現れたとして舞踏会に行けて王子様に見初められても、自分探しをしている人は自分から幸せを掴みに行く努力を怠っているので、王子様と再会して結婚するハッピーエンドは望めず、舞踏会を楽しむだけで元の生活に戻ってしまうことでしょうね。
なぜなら、靴を落としても自分を見つけてもらえる保証は無いからです。
シンデレラは物語だからこそ上手く行きましたが、時間が来る前に「ボチボチ帰ります、これ連絡先です」と連絡先を渡しておけば確実に再会できたのです。主体的に自分の現実を変えられる人はこういう行動を取れるのです。
まぁ、そうなるとそこでストーリーが終わってしまいますが(笑)。
結局、理想を現実にするには、今ある現実を少しずつ継続的な努力によって変えていくことが一番現実的であり、幸運を「必然」にするいきかたになります。
アドラー心理学では人生は「今の連続体」であるとしています。
自分探しをするよりも、「今」に集中して未来に続いていく今を真剣に生きてみませんか?