あなたはこれまで生きてきた中で、世の中の理不尽さや不平等さに憤ったり、悲しみを感じたことはありませんか?
本記事では、あなたの心の中にある「不満」を取り払うための考え方をご紹介させて頂きます。
まず、この世の中では、不公平で理不尽なことが平気で起きるのが当たり前なのだと思って下さい。
現実と理想は別物ですし、物語のように正義が悪に勝つとは限りません。悪が正義に勝ってしまうことも起こりえるのが現実なのです。
人間は生まれた時から死ぬまで、ずっと不平等なのが現実です。
生まれ持った才能や環境に流されて生きていく必要はありませんし、もちろん運命には抗ってなりたい自分になって欲しいものを手に入れる努力はしてもいいと思います。
むしろ、自分を変える為の努力は、幸せになる為に必要ですし是非ともやって頂きいくらいです。
それでも、間違った世の中や他人を正そうとするような努力はしない方がいいでしょう。
このおかしな世界を変えてやる!って考えたところで、他人を変えることが難しいのと同様に、容易ではありません。
世界一の大富豪だったビル・ゲイツ氏や、ユニセフのような世界平和の為の国際組織がこれだけ活動しても悲劇は絶えません。
もう、そんなものなのだと割り切るべきです。
世界中の大富豪や各界の大物、世界的な組織が必死に活動してもそう簡単に世界は変わらないのに、あなた個人ができることなんてたかが知れています。
歴史的な偉人や、世界的な平和活動を行う巨大組織ですら人や世の中のあり方を変えようとしても上手くいかないのです。
こうなるともう、自分以外は自分には変えられないという事実を受け入れるべきです。
もちろん、あなたがまだ若くて可能性と才能に溢れているのなら、世界を変えることに立ち向かってもいいですが、自分の身が持たなければ意味はありません。
ある程度の年齢にもなって、大した成果を上げていないのならなおなら空想を追いかけているだけの無謀な人に過ぎません。
自分と周りにいる人たちを幸せにすることを通して、幸せを増やしていくことが一個人としてできる最大限でしょう。
世の中への不平不満を嘆いたり、間違っていると思う人を嫌ったり、いかにその人が間違っていて嫌な人なのかを考えていても仕方ありません。
人間が相手でなくても、自然災害や新型コロナウィルスのような疫病の蔓延などの出来事も同様です。
対策や打開策を考えるのならまだしも、それがどれだけ不幸で困りものなのかを考えて落ち込んでしまっている人がいますが、考えていても余計に落ち込むばかりです。
なので、嫌なことや嫌な人とは、縁を切る決心をしましょう。
縁を切りたい人がいるのなら、遠慮なく縁を切ればいい。
家族であろうと親友であろうと、どんな関係でも、分かり合う努力をしても関係の修復が難しかったり、自分が辛くなってしまうだけならば切り捨てるべきです。
嫌なのに縁を切れないのは、厳しい言い方ですが、自分の人生が上手くいかないことをその人のせいにしたい逃げ心理が隠れています。
嫌なことについても同様で、それを忘れたり新しく別のことに頭を切り替えられないのは逃げとも言えます。
嫌いな人がいたり、嫌なことが起きても、いかに腹の立つ人で、いかに間違った人間なのかを考えなくていい。
嫌なことが起きても、それがいかに理不尽でどれほど不快なことなのかをいちいち考える必要もありません。
そんなことを考えていても自分の精神を不快にするだけです。
その嫌いな人からすれば、あなたが間違っていて悪い人なのかもしれません。
どちらが正しいのはをハッキリさせようとしても、喧嘩になって自分と相手、周囲にいる人たちを不快にさせるだけで勝っても負けても無意味です。
正義の反対は悪ではなく、他人の正義なのですから、他人の正義はスルーするに限ります。
それに、世の中が間違っていると噛み付くのは勝手ですが、それこそ自分の正義の押し付けであり、自己中心的な考え方です。
「みんな自分のことばかり考えてる」と感じて不幸を嘆く人は、みんな自分に優しくしてくれないと考えている自己中心的な人であるとも言えます。
もちろん、客観的な意見であれば、必ずしもそうとは言えません。
でも、自分の心の中に他人への期待があるのなら、話は別です。
自分の為に生きることの何がいけないのでしょうか?
人は自分が幸せになる為に生きているのですから当たり前な話です。
幸せは自分でなるものであって、誰かにしてもらうものではない。
みんな自分が正しいと思っていて、制限がある現実の世界の中で自分なりに生きているのです。
理想論ばかり考えたり口にしていないで、現実を見て今できる最大限の努力をして自分と周りの人達を幸せにすることが正解と言えます。
と言っても、これも私の正義ですけどね(笑)
あなたも私も、間違ってもいれば正しくもあります。
人生は生き物ですし、刻一刻と移り変わっていて、どんな生き方が正解でどんな生き方が間違っているのかは毎秒変わっていると言っても過言ではありません。
その時々の最適解を考えて、どんどん行動していけば大きく間違うことはないでしょう。
一番大切なのは、自分が後悔をしないことですから。