学歴は仕事に関係あるのかないのか、これは永遠のテーマなのかもしれません。
多くの人たちは、基本的には学歴と仕事のできるできないは直接的に関係の無いと認識しつつも、社会においては評価基準の一つとして、就職や転職、出世に影響力が強いことから高学歴を求めたりするものです。
学歴と仕事ができるできないは、職種や業務内容にもよりますが基本的には直接的な関係性は存在しないとかんがえても問題無いと思います。
勉強ができるできない、そうした学歴の背景にある知識や思考力があるのかないのかではたしかに仕事によっては大きく差が出ますが、一部の専門職を除くと一般的には僅差でしかありません。
学歴と仕事ができるかできないかには、緩やかな相関関係はあっても、原因と結果として明確に結び付くような因果関係は確認できないパターンがほとんどです。
良いか悪いかは別として、学歴が良いと、良い意味にも悪い意味にも目立ってしまうのは確かな事実ではあると思います。
人間には、その人や会社などがどんなものかを知るのに、一々その人のことを調べたり知ろうとする時間はありませんので、肩書きなどのブランド名でその価値などを判断しようとする傾向が心理学的にも存在するとされています。
お財布にしても、どんなに素材の質、作り方が素晴らしくても、それが百貨店に並んでいても価値が分からない人がほとんどであることと同じです。
ノーブランドなら、すぐ壊れたりしても仕方ないと思えても、高級ブランドならこんなに高いのに!?と思って余計にそのイメージが付いて回ることに等しいのです。
そうしたところから、妬みや僻みである可能性や、自身も良い大学を出ていることから大学名で悪目立ちしたく無いからしっかりして欲しいというメッセージなのかもしれませんね。
背景事情が分からないので、明確性を持たせた回答は難しいのですが、人が何をどう思うのかはその人の課題であり、自分の課題ではないので、その人の課題に介入して考え方を変えさせたりすることはできません。
これはアドラー心理学の他人と自分の課題の分離という考え方ですが、あなたがその言葉にどうしても納得いかないのなら、別の上司や先輩などに相談して止めさせるように動くべきでしょう。
ただ、その上司がそのように考えているのか知りませんが、「その人の考え方はその人の考え方、自分の考え方は自分の考え方」と割り切るようにした方が気持ちが楽になれるかもしれません。
あなたに本当に能力が足りていないこともありえるかもしれないので、それはそれとして対処していくように考えた方が前進できると思われます。
今回のような場合には、学歴についてどうこう言われてしまったことというよりは、なぜ自分はミスをしてしまうのか、なぜ怒られるのか?という根本的なところを考えて改善した方が、前に進めるかもしれません。