心地よい人間関係は「相性がいい」か「相手の我慢」のどちらかで成り立っているものです。
どちらかの我慢によって成り立っている関係なら、遅かれ早かれその関係は終わります。
親しい間柄だからこそ、思い遣りと礼儀が必要なのです。
なぜなら、親しければ親しいほど、「言わなくても分かってくれるよね?」という甘えや、「このくらい許してくれるよね?」という油断が生じるからです。
そうすると、だんだんとお互いに勝手に余計な期待をしては、勝手に裏切られることを繰り返すようになるのです。
それらはすべて、親しき仲にも礼儀が必要であることを忘れてしまっているから起きる問題なのです。
人が離れていく理由は「怒り」ではなく、「諦め」の気持ちからです。
怒られているうちは、まだまだ関係は修復できるのです。
その怒りが頂点に達した時、人は怒ることもせずに去っていくのです。
常に相手に我慢させていないかどうか?、自分は我慢ばかりしていないだろうか?と、問いかけながら、親しき間柄にも礼儀と思い遣りを持つように心がけましょう。
自分が気を付けているのに、相手が非協力的だとしてもその関係は長続きしません。
お互いに気をつけていく必要があるのです。
自分を振り返り自分の良くないところを客観視する為に効果的な方法がありますので、そちらをご紹介させて頂きます。
他人に腹が立ってきたら、「そういう自分は人のことが言えるほどご立派なのか?」と自分に問いかけるのです。
そうすると、不思議と怒りは収まります。
もし、怒りがおさまらないどころが、余計に腹が立つのであれば、もうその人と関係を続けたくないと思っているのか、その人とソリが合わなくなってきているということです。
感情的になって解決できることは一つもありません。
あるとすれば相手を思い通りに動かしたい支配欲が満たされることくらいです。
悲しみや怒りの感情に身を任せず、適切な言葉で話し合えば必ず解決できます。
そうしようとする思えないのなら、距離を取るようにするなり関係性を見直していくタイミングであるということなのです。