アドラー心理学サロンです。
こちらの記事は、事実としてご納得頂けるとは思いますが、気分を悪くされる方も多いかもしれません。
本気で自分を変えたい方のみこの先はお読み頂ければと存じます。
自分を変えたくても変えられない方は世の中大勢いらっしゃいます。
意識と無意識、理性と感情が葛藤することはありません。
アドラー心理学では、意識と無意識、理性と感情を全て一体で相互に作用し合う「全体としての自分」という捉え方をします。
つまり「わかっているけどできません」というのは、単に「やりたくない」ということになってしまいます。
つまり、本当は現状維持を求めています。
不満や不便はあっても、今の自分でいるのは快適で安心できるのです。
未知の自分になることを目指すより、過去からの延長線で未来がある程度見える「今」を貴方は求めているのです。
自分の行動や考え方を変えられないのは現実に直面せず、「もし~になれたら」、「もし~だったら」という可能性の世界に住みたいからかもしれません。
人は、人間関係を避けるために自分を嫌いになります。
自分を嫌うことで人間関係の中に入り傷付く事を避けるという目的を達成するためです。
これと同じで、自分の行動や考え方を変えようとしない人は、何かに挑戦し、失敗して馬鹿にされるなどで自尊心を傷付きたくないという目的を持っています。
陰口を言われても、嫌われても、あなたが気にすること必要はありません。
「相手があなたをどう感じるか」は、相手の課題なのです。
それが「あなたの問題」ならば、たとえ親に反対されても従う必要はありません。
自分の課題に足を踏み込ませないようにしましょう。
また、人間は未来の利益を失うよりも、今持っているものを失うことを恐れます。
しかし、何かを得るには今持っているものを差し出す必要があります。
それは時間であったりお金であったり様々でしょう。
結論として、自分を変えるには、様々なことを天秤にかけ、「なりたい自分」が本当に大変な思いをしても、リスクを取ってでもなりたい姿なのかを検討する必要があります。
今の自分を認めて、何があっても前に進める勇気が持てるなら問題ありません。
いつまでも空想の中に自分を置いていても何も変わりません。
大変な思いをしたくないのなら、現状を維持する程度の努力をするのが最良の選択となるかもしれません。