アドラー心理学サロンです。
本記事では、挫折や逆境でも挫けない考え方、心構えについて解説致します。
よく巷では、「気楽に考えよう」、「考え過ぎてはいけない」なんて言われますが、それだとちょっとどうなんだろう…?と思われる方も多いことでしょう。
そんな方にもこの記事の内容なら、理論的にお気楽」になることの正当性をご認識頂くことができるのではないかと思います。
アドラー心理学は、ネガティヴ思考に凝り固まった自分の考え方をほぐし、挫折や逆境に強くなる為の理論がとても実践的です。
楽観主義の考え方、心構えを持ちましょう
物事をポジティブに捉えることはとても大切です。
しかし、楽観主義と楽天主義は意味を取り違われることが多い概念です。
楽観主義と楽天主義の違い
楽天主義は何の根拠もなく「自分は上手くいく」と思い込むことです。
現実に向き合っておらず、挫折や逆境といつ現実が突きつけられた時に簡単に打ちのめされてしまいます。
一方で楽観主義とは、現実に向かい合った上で、やるべきことはやった上で結果を恐れないポジティブ思考であり態度です。
「人事を尽くして天命を待つ」という考えです。
楽観主義であれば、たとえ大失敗をしても改善点を見つめて次に備えることができます。
人を励ます時に、何の根拠も無くただ意気消沈している人を見て「貴方は大丈夫だ!」と激励する人は多いことだと思います。
この励まし方では、相手を楽天主義へと誘導してしまいます。
アドラー心理学では、「結果はどうなるか分からないが、精一杯頑張ってみよう!」と後押しすることを良しとしています。
これこそ楽観主義的な考え方であり、挫けることはないでしょう。
人の考え方や生き方は、ネガティヴ思考でなく、ポジティブ思考にしようと思っても、少しの捉え方や考え方の違いでこれだけの違いを生み出すのです。
楽観主義であれば、正常にリスク自体を考えることもでき、盲目的に全てを楽観視することを防ぐことができます。
よく、ネガティヴに考えて準備し、ポジティブに行動することが良いとされますが、まさにこの楽観主義だからこそできることと言えます。
何でもかんでも軽く考えて、行き当たりばったりではなくてできる限りの努力をして結果どうあっても自分は大丈夫なのだという思い込みを持って物事へ取り組めるのが一番良いかもしれません。