アドラー心理学サロン

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日本語って誤解の元?? (コラム記事)

アドラー心理学サロンです。

今回はカチカチのアドラー心理学からは少し離れて、日本語って難しい・・・と言われる原因と、そこから生じる対人関係のトラブルへの対処方法をご紹介したいと思います。

 

皆さんが普段、何気なく話したり書いたりしている日本語が原因となる誤解などから生じるトラブルが少しでも減ることに繋がりましたら望外の喜びです。

 

日本人ははっきりと話さない、曖昧な表現が多いという話は皆さん頻繁に聞かれたことがあると思われます。

 

特に来日している外国の方は、日本人の話し方は英語であれ日本語であれ、曖昧で理解しにくいと思われている方も多いです。

 

個人差はあれど、外国語を学ぶ際にも、果ては日本人同士であっても正確な意思疎通を阻む原因となる大きな要因が日本語にはあります。

 

まず、日本語という言語がどのように曖昧なのか見ていきましょう。

 

例文

Aさん < 私は渋谷と新宿と六本木、あと横浜も行ってみたいんだよね~

 

Bさん > えーと渋谷と新宿とどこだっけ?

 

こんな経験は頻繁にあるのではないでしょうか?

 

これが英語なら、

I wanna go to Shibuya, Shinjuku, Roppongi and Yokohama.

となり、大変明確です。

 

このように日本語では名詞の後に動詞が来ており、英語や中国語のように話の主体である主語のすぐ後ろに動詞が無いのです。

 

従って、英語や中国語よりも聞き返しが発生する事が多く、理解し難い特性を持っています。

 

それに加え、主語が抜ける事も頻繁に発生し、会話の明確さに欠けます。

 

簡単な会話であっても、一工夫入れないと正確に意思疎通が取れないことが多発しやすい構造となっております。

 

日本語の複雑性に負けず劣らず、同質化社会である日本では、お互いが近しい関係であり、言語化しないで忖度し合う意思疎通文化があります。

 

曖昧な表現で意思疎通を取るには、相手の性格や背景などの周辺知識があることが前提となります。

 

古くから長年の封建制や農村集落における村社会気質、島国である立地条件から異文化の流入が極端に少なかったことが原因でしょう。

 

欧米諸国のような、多民族で陸続きの国ではこのような忖度は困難であり、明確な言語化と結論をしっかりと話さない限り意思疎通は困難なのです(個人差はありますが)。

 

日本語で、明確な意思疎通が取りにくい最大の原因は、結論なしで意思疎通を完結させる事が多いことだと思われます。

 

例えるならば、病欠の連絡を会社にする場合にも、日本語であれば下記のように始まる場合が多いことでしょう。

 

「発熱しており体調が優れない為、本日はお休みさせて下さい。」

 

このように日本語は、原因や理由から話し始めて、話の最後に結論が来る構造となっております。 

 

この原因を話すだけで、結論が無いまま会話が完了する事も、日本語を話している中で頻繁に経験されていると思います。

 

英語なら、

 

「I will take a day off today because I have a fever.」

 

(訳)熱があるので、本日はお休みを頂きます。

 

英語の場合ですと、基本的には最初に結論から入って原因の説明が最後となる構造です。

 

要するに、同じ日本人同士であっても、日本語は誤解を生じやすい言語である為、明確に結論をつけることや文を分けて話すことで対人関係におけるトラブルを減らすことができると思われます。

 

文を分けるというと、一番上の日本語の例文であっても、

 

Aさん < 私行きたい場所は、渋谷、新宿、六本木、横浜なんだ。

 

とすれば理解しやすく誤解も生じにくいのではないでしょうか。

 

余談ですが、関西では会話にオチという結論がついており、ハッキリと意見を話される方が多く、他の都道府県の方と比較すると話が分かりやすい方が多いと感じます。

 

関西の方に限らず、同じ日本人でも個人差があるので一括りにはできませんが、京都を始めとして長年に渡り都市があり、人の流動性が高かったことが理由かもしれません。