ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【知らないと怖い❗️】心と身体の状態は紙一重❗️自律神経を整える方法❗️

アドラー心理学サロンです。

 

今回はコラム記事ということで、アドラー心理学からは離れて、身体の状態と心の状態の関係性についてご紹介していきます。


主に、自律神経という神経を身体と心の双方からケアをすることで精神状態を主として心身のコンディションを整える方法となります。


アドラー心理学や直接的な悩みへの対処方法のご紹介ではありませんが、この「心と身体」のコンディションに密接な関係のある自律神経を整えることで、効果的に人生の諸問題のお悩みを解決することにつながります。


「常にだるくて調子が悪い・・・」、「月曜の朝は特にこれから一週間が始まると思うだけで憂鬱になる」

 

もしかして病気か何かなのかな!?と思っても会社の健康診断では異常も見つからず、自分で病院に行って検査をしてもどこにも異常は見つからなかった・・・一体この疲れは何なんだろう?過労なのかな?歳だからかな?なんてお悩みになられた方も多いのではないでしょうか?


毎日が憂鬱でやる気が起きない・・・といったお悩みのご相談はよくお受けしますが、背景事情がはっきりしない為に一般論での回答をすることになることもしばしばあります。


本人ですら、何か大きく人生が変わるような一大事件があったりした訳でもなく、病院でも問題無しとされるわ心療内科や精神病院に行っても処方箋が出されるだけで原因不明のまま迷宮入りしてしまうことも良く見受けられます。


実は、慢性的な疲労感やダルさなどの不調は、心の問題で気の持ちようだと医者や周囲の人達に受け流されがちですが、心と身体の複合的な問題であったりします。


心と身体の健康には密接な繋がりがあるとはよく言われますが、その通りで心の不調と身体の不調のどちらにも、密接な関係性があります。


しかし、心と身体の健康に結び付きがあると言われても、何がどんな風に関係しているのか実感できることは、よく眠れた朝に元気に出かけることができた時など、日常の些細なところでしかなく普段はあまり無いことでしょう。


身体に良い食べ物やサプリメントなどを摂取して身体の調子が良くなっても、精神的に健康になった実感は無かったり、気のおけない友人との食事や遊びなどで気晴らしをしても身体が元気になった実感は無かったりと、心と身体両方が健康になったことを実感することはなかなかありません。


それは、心と身体の密接なつながりがどんなものなのか?、どんな仕組みで関係性があるのかを理解して、調子を整える方法を知らない方が多いからです。


人生の諸問題の心と身体の悩みを解決しようにも、精神的な悩みを解決するにも身体がついて来なければ、前向きな行動が起こせずお悩みの解決は遠ざかるばかりになり、また健康上の問題である病気にかかったところで、心がついて来なければ治療に専念できず、完治からも遠ざかってしまいます。


心でも身体でも、調子が悪いな・・・と少しでも感じたり、慢性的にだるさを感じている状態では気分は後ろ向きになり、日常で発生する諸問題に前向きに対処することができなくなってしまいます。


そんな医者にも自分にも誰にも分からない不調の原因は、自律神経の乱れである可能性も非常に高いのです。

 

自律神経を整える方法の情報は、ネットや本屋で散乱しておりますが、専門用語が多かったりと難解なだけで理解も難しく、手間がかかり過ぎてどうにも実践できなかったりでなかなか結果を出している方は少ないようです。


そもそも自立神経って何?という状態の方から、自律神経について色々と調べて実践したけれど何も変わらなかったという方まで、万人が理解できて実践できる自律神経を整えて、心と身体を改善する方法をご紹介したいと思います。


自律神経とは何か?


自律神経って何?という方も多くいらっしゃったり、その定義がしっかりと理解できていなかったりして、説明できない方も多いことでしょう。


ではまず自律神経とは何かを説明します・・・


自律神経とは


血液の流れや内臓の働きをコントロールする脳と各臓器をつなぐ神経のことです。


この血液の流れと内臓の働きは、自律神経のバランスが崩れることによって悪化し、様々な肉体的または、精神的な不調につながっていきます。


十分な栄養と酸素を食事と呼吸によって取り込むことで、腸と肺でそれらを吸収して血液によって全身に行き届かせます。  


こうして良質な血流が流れれば、臓器の機能を向上させることができる為に健康増進を図ることができます。


自律神経が乱れることで引き起こされる心身の不調の代表例をご紹介します。


自律神経が乱れると、血流に老廃物が溜まって血流が悪くなり、その血流を受けた胃腸の働きが悪なります。


そうすると、便秘や食欲不振に悩まされ、胃腸だけでなく脳にも十分な血流が流れなくなれば集中力や思考力の低下を招きます。


こうなると、ストレスを過度に受けて精神的に参りやすくなります。


胃腸の調子が悪くなったり、集中力や思考力の低下は、精神的なストレスと自律神経の乱れを原因として、特に現れやすい症状と言えます。


自律神経の実態について、今度は詳しく見ていきましょう。


自律神経には、大きく分けて交感神経と副交感神経があります。


交感神経とは


交感神経とは、車だとアクセルのような働きをしており、身体をアクティブにする働きを持ちます。


副交感神経とは


副交感神経とは、車だとブレーキのような役割を持ち、身体をリラックスさせて落ち着かせる働きを持ちます。


交感神経と副交感神経の働き方

朝から日中にかけて、交感神経によるアクセルが優位に活動して夕方から夜にかけては、睡眠へ向けて副交感神経によるブレーキがかかっていきます。


交感神経と副交感神経の双方が対等に働くことはなく、一方が優位になれば片方は低くなります。


双方をバランスよく機能させることができれば、良好な自律神経の状態を保てていると判断できます。


嫌なことがあって寝れない理由とは…


ストレスが強い時に睡眠が十分に取れない原因として、自律神経の乱れが良くあります。


ストレスを受けると、自己防衛本能からアクセルである交感神経を活性化させて身体は活動的になります。


そうなると、睡眠に必要なブレーキの役割を持つ副交感神経を優位にすることができずに、交感神経優位のまま浅く、短い眠りにしか付けなくなってしまいます。


「夜眠れない」、「寝付きが悪い」といったお悩みの多くは、ストレスが原因であるように見えて、自律神経の乱れによるものであることも多いのです。


年をとって疲れやすくなったのは体力の低下が原因ではなかった!?


若い頃は無理しても疲れが残らなかったのに、年を取ってから疲れが取れなくなった…


といったお話は巷でもよく聞きます。


たしかに加齢によって体力が低下して、疲れやすくなることはありますが、こちらも自律神経の乱れが関係しているのです!


若い時分には副交感神経の働きが非常に活発であり、生活リズムが多少崩れてもすぐに回復できるのです。


しかし、男性では30歳、女性では40歳を過ぎた辺りから副交感神経の働きが鈍くなってしまうのです。


そうなると、交感神経の優位が続き、呼吸が浅くなり、血管が縮んで血流を悪くし、身体の運動する為の筋肉の働きと脳の働きを低下させてしまうのです。


これが年をとって疲れが溜まりがちになったり、判断力が落ちる原因です。


これらが、精神的な問題と、身体の問題の関係性です。


アドラー心理学からは離れてしまいましたが、自律神経の働きを理解し、自律神経を整える大切さをご理解頂けましたら望外の喜びです。

 

次回のコラム記事では、具体的にどのように自律神経を整えていくのかご紹介させていただきます。