アドラー心理学サロン

アドラー心理学で悩みを解決する糸口を探ります。

【プライドが邪魔をして、人の目を気にして自分に制限をかけてしまう:メールでのご相談事例】

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。


今回のご相談は、プライドの高さから人の目を気にしてしまい、自分らしく振る舞えず、自分の成績が振るわずに人の悪口を言ってしまっては学校にも行きにくくなってしまったとのお悩みです。


高すぎるプライドや人の目を気にしてしまうことについて、アドラー心理学をベースにどのように考えて、どう行動していくべきなのかご案内させて頂きました。


個人情報に関しましては、ぼかしを入れております。


皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。


Q1. ご相談

・年齢 20代前半

・性別 女

・職業 学生


・今後どうありたいのか 

 過去の失敗や誤った事を引きずり、中々前へ進めないので、失敗してもその事をバネにポジティブ精神で物事を行なっていきたい。

 自信を持ちたい。

 プライドが高すぎるので、それを捨てたい。


・ご相談内容 

医療系専門学校に通う学生です。先日実習を終えたのですが、合格点に満たず指導が必要だと判断されてしまいました。合格に至らなかった要因は自分でも理解していたのですが、ショックのあまり、その実習期間中に一緒に実習を行なっていた同級生や先生の対応の悪口を親しい先生にしてしまいました。聞いてくださった先生はその話を聞いていて、気分が悪かったと思います。


後になってなぜこういうことをしてしまったのかと悔やむばかりです。私の所属する学科は人数が少なく、誰が実習の指導になったのかすぐに噂になるので、周囲の人の目が嫌すぎて学校を長く休んでしまいました。渋々休み明けに学校へ行くと、私に対する態度が明らかに変わった(問題児扱いのような)先生もいらして、今後どのように学校生活を送ったら良いのか分からなく、学校を辞めたくて仕方ありません…。


自分の悪い所は理解できているのですが、変えたいという思いはあり、様々な書籍の心理学や認知行動療法を読みましたが、やはり失敗や過ち、プライドの高さが邪魔をし、前へ進むことができません。もともと自分に自信がないのに対し、より自信を無くしてしまいました。具体的にどのような行動と、考え方で物事を捉えていけば良いのでしょうか。


・問題だと思う点 

 嫌なことがあると、周囲の人のせいにしてしまったり、目の前のことに対して逃げてしまうこと。


 一時期の感情をそのまま口(愚痴や悪口)にしてしまい、周囲の人を困惑させてしまう。

 上記の失敗(問題となる点)や実習中の自分の態度や行動を思い返してし、引きずってしまい、前へ進もうとしない。

 周囲の目(先生や同級生)が気になりすぎて、やりたいことや行動が抑制してしまう。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


ご相談頂きまして、ありがとうございます。


学校での実習を終え、自分の成績が基準点に満たず、ついつい悪口を言ってしまってから居心地が悪くなってしまい、どうすれば良いのか分からなくてつらい思いをされているとのことですね…


人間は基本的には弱い生き物ですし、どうしても愚痴や弱音を吐きたくなってしまうものです。


たしかにあなたの同級生や先生に対する悪口は褒められたものではありませんが、そこまで落ち込むほどでもありません。


プライドの高さ、周囲の人たちの目を気にし過ぎてご自分の行動を制限してしまうとのことですが、アドラー心理学ではこうしたお悩みは承認欲求の否定をする事で解決することができると考えます。


アドラーは、他人から認めてもらいたい、褒めてもらいたいという承認欲求を強く持ち過ぎれば、誰かからの承認を求めて自分のやりたいことができず、自分の人生を生きることができなくなってしまうとして承認欲求を強く批判しました。


他人に認めてもらえたり、褒めてもらえるように生きるのはあなたの本望でははずです。あなたらしく、誰かからの評価を気にせずに、あなたの人生を生きるように心掛ければ惑わされずに生きていけると思われます。


では具体的にどのようにしていくのかご説明させて頂きます。


悪口を言ってしまったその先生や同級生に先ずは謝りましょう。自分の成績が悪かったからイライラして悪口を言ってごめんねと、一言伝えるのです。


そうすれば、変な目で見られることもありません。そもそも、周りの人達もそこまであなたが思うほど気にしてはいないように思われます。


人は他人に興味なんて案外無いものです。


これも、アドラー心理学の考え方の紹介で他のブログ記事にも度々ご紹介させて頂いている内容ですが、人は自分にしか興味は無くて、あなたが他人の悪口を言ってしまったのも、成績が芳しくなくてその言い訳をしてご自身の価値を他人にアピールしようとしていたり、自分に自分には価値があるのだと言い聞かせることが目的であって、先生や同級生が気になり、彼らを見下すことが目的ではなかったはずです。


他人が陰口や悪口を言う理由も、あなたの今回の例と同じく自分を擁護する為、もしくは他人に自分の価値をアピールしようとしているだけなのです。


街中で有名人に会った、学校や会社で誰それが優秀で素晴らしいといった噂話でさえ、自分はそんなすごい人と知り合いなんだよ!こんなに面白いネタを持っている私ってすごいでしょ?というアピールでしかないのです。


かなり厳しいことを言うようで恐縮ですが、あなたは自分が悪口を言ってしまったことで、周りからどんな目で見られているのか、自分の成績が悪かったことで周りからどんな目で見られているのかをお気にされているようですが、それこそ自分にしか興味の無いナルシスト的な妄想とも言えます。


悪口を言ってしまってから、しばらく学校を休まれたとのことですが、それこそ周りの人たちが気分を害していないかな?と心配しているのではなく、自分が下に見られているのではないかと気にされている証拠です。


他の人たちも同じで、あなたが思うほどあなたの悪口を気にすらしていないかもしれません。たしかに信頼関係は以前のように築けないかもしれませんが、それも謝ればまた徐々に関係を回復することもできます。


一時的な感情で、悪口を言ってしまったとのことですが、これは残念ながら言ってしまったのではなくてあなたが悪口を言うと選択した結果なのです。


感情には目的があります。例えば、怒りには相手を自分の思い通りに操作したいという「支配」という目的があることが多く、それぞれの感情には何らかの目的があり、それが行動に出てしまうのです。


あなたの場合ですと、自分に対する「自己擁護」という目的や、何でもっとこうして自分にに接してくれなかったんだという「支配」が目的であったのかもしれませんね。


前向きな努力や、行動でそうした目的に向かい合えれば、そうした後ろ向きな目的達成はしなくて済みます。


劣等感を感じたりすることは、アドラー心理学では人間なら必ず劣等感はあるので仕方ないと考えます。


ただ、劣等感をどのように扱うのか、他人を貶して自分の劣等感を穴埋めしたりと安易な行動に走らずに、自分の目標に前向きに向かい合えるのかどうかで人生は大きく変わります。


結論としましては、前述の通り他人が自分をどう思うのかは他人の課題であり、自分の課題ではないので変えさせることはできないと、アドラー心理学の課題の分離を徹底し、承認欲求を否定することで解決するできると思われます。


少々厳しい話をしてしまい申し訳ありません。

ただ、あなたのように前向きにこちらにご相談をしてきたり、心理学の本を読んだりと行動できる方は必ず乗り越えられると思います。


是非、頑張って下さい。

 

【ご相談者様からのご返信】

お返事して頂きありがとうございます。


自分が思っているほど他人のことを考えていないことだと仰っていましたが、よくよく考えてみると、一時期噂になるだけで他人なんて気にする事なんてないんだと改めて分かりました。


承認欲求を強く持ち過ぎて同級生や先生方に、どうして私を認めてくれないのだろかと、心の何処かで思っていたのかもしれません…。自分を認めて欲しくて、周囲の人の悪口や愚痴を言う事で自分を正当化してしまったのかと実感しました。


他人の目を気にする人は、他人の事を考えていると思われがちけれども自意識過剰だと、とある心理学の書籍に書いてありました。アドラー心理学サロンさんも仰ってるように自己中心的、ナルシスト的な妄想に捉われていると改めて分かりました。

 

劣等感をただ周囲の人の悪口や愚痴に変わってしまっていたので、物事に対して努力や次に向けてのモチベーションに繋げれるように考え方を修正していきたいと思います。
ご指摘、アドバイスをして頂きありがとうございました。