アドラー心理学サロンです。
今回は、人と良い関係を持つ上で大切なことについてご説明いたします。
アドラー心理学では、良い人間関係を持てないと幸せにはなれない。
幸せとは、人との関わり合いの中で見つかるものであるとしています。
アドラー心理学だけではなく、世の中の一般論としても、自己啓発系の本でも散々と語られ、耳にタコができそうなことですが、具体的な実践方法についての情報は少なく、あってもその人独特のやり方を解説しているだけで実用的ではないことがほとんどです。
それでは、誰でも今から始められる、他人との良好な関係の持ち方とは何なのか、それは、、、
「今、目の前にいる人を大切にしようとする気持ちを持つことです」
この気持ちを持つだけで、相手にはあなたの誠実さ、思い遣りが伝わり、お互いに良い心象を持つことができます。
日本語では、「一期一会」という言葉がありますよね?まさにこの通りであり、今、あなたが会っている人とは今後もう会えなくなる可能性だってゼロではないのです。
人との出会い、人とのご縁の数は、あなたの人生で得られる幸福の数と同じです。
アドラー心理学が言うように、幸福が人との関係によってもたらされることを思えば、これは当たり前ですよね。
その今、目の前にいる人と一緒にいる時には、決してその人以外のことは考えず、他のことを考えてはその人の存在への意識を薄れさせてはいけません。
へり下って下手に出過ぎず、上から目線にもならず、あくまでも違いはあっても対等な個人としてのお付き合いを心がけましょう。
他人を萎縮させてしまったり、気を使わせるようなことは一切せず、良きパートナーでありたい、あなたが好きという思いを持つのです。
その人との会話の最中は、その人から聞く話にひたすら集中して、その人に話す内容にもひたすら集中する。
こうした心がけによって、その人からまた別の人とのご縁が運ばれてくるかもしれません。
そうして繰り返す内に、素晴らしい関係を多くの方と持つことに繋がるのです。
人との出会いは、人生の宝です。
世の中には多くの人がおりますが、一人一人としっかりと向かい合って会話する機会はそうそうありません。
今、目の前にいる人を大切にする精神を大切にして、より良い人間関係を皆さんにお持ち頂けるきっかけとなれましたら幸いです。