アドラー心理学サロンです。
メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご紹介致します。
今回のご相談は、夢に向かって頑張りたいのに頑張れないという、良くあるやる気が起きないお悩みです。
どうすればやる気を出して、目標に向かって努力できるのか知りたいとのお悩みです。
アドラー心理学と一般的な心理学の法則を用いて、どのようにやる気を出すのかご提案させて頂きました。
個人情報に関しましては、ぼかしを入れております。
皆様のお悩みの解決の一助となれれば幸いです。
Q1. ご相談
初めまして。
先日、インスタのメッセージで
同じ内容を送った後にメールでの相談方法を知り、今送っているところです。
いつも衝突する悩みがあり今もその
真っ只中で助言をいただければと思い
メッセージしました。
私は好きな事をしてたはずなのに
いつも、気がつくとやらないといけない!と
プレッシャーをかけてしまい
楽しくやってたことが
楽しくなくなり
やる気をなくしてしまいます。
今の具体的な悩みでいうと
美容が好きで
将来美容関係の仕事がしたいと思い
楽しく学んでたはずなのに
いつの間にか、毎日美容の勉強を
しなくちゃいけない。と勝手に
決めつけ思い込んでしまい、
楽しかったはずのことが
楽しくなくなってしまってます。
何かをするにあたって、目標を
たてるのは大事なことだと思います。
ですが、目標をたてると自分を
追い込んでしまい楽しくなくなります。
考え方ひとつなのでしょうが
その考え方のシフトの仕方がわかりません。
どうしたらもっと楽しくできるでしょうか。
伝わりにくい質問でごめんなさい。
自分の中でも気持ちが整理できず
上手くまとまってないです。
お忙しい中目を通していただき
ありがとうございます。
A. 回答
アドラー心理学サロンです。
ご相談頂きまして、ありがとうございます。
アドラーの考え方がお好きでいらっしゃるとのこと、大変うれしく思っています。
今回の私からの回答は、少しアドラーから離れた一般的な心理学の法則を交えた回答になりますが、お力になれれば幸甚です。
美容関係の仕事がしたくて、頑張りたいはずなのに頑張れないとのことですが、あなたのように目標があって頑張りたいのにやる気がイマイチ湧いてこなくて頑張れないというお悩みは非常に多くの方がお持ちです。
一般的な心理学のお話としましては、実は「やる気」というのは出そうと思っても出ないものなんです。
目的論の心理学を提唱するアドラー的な考え方だと、結果を恐れてやりたくないという目的があるという解釈になるのですが、一般的な心理学ではやる気を持続させるには意思ではなくてその継続する仕組みを変える必要があるとしています。
つまり、自分が辛くならないように毎日このくらいは必ずやろう、それ以上は気分が乗っていたらやろう!などとルールを決めたり、楽しめるように勉強したことをSNSに上げて反響を待ったりなど、工夫を凝らすことが努力を結実させるポイントなのです。
アドラーの考え方を応用すると、目標達成という結果を見るよりも手元にある「自分のやるべきこと」を「やるべき」とは捉えずに、望む未来の為に自分が「できること」として捉えて、その頑張りの過程も将来の夢と同じようにワクワクしながらこなして楽しむことが大切です。
先のことは、誰にも分からないのです。
ただ、「今、この時」をどう生きるのかが、「点」となり、その「点」が複数個できれば何らかの「線」として結果になります。
この「線」は事前に引くことはできず、後から引かれていくものなのです。
極端ですが、今日か明日には生きていられないかもしれませんし、他にやりたいことができる可能性もあるのです。
あなたのこれからの為にも、「今、できること」を結果を考えずにひたすら打ち込んでいくようにすることをアドラーの観点では推奨します。
一般的な心理学の法則と、アドラーの考え方を上手く取り込んで実践できれば、かなり効果的なの手間はないかと思われます。
応援してます!