アドラー心理学サロンです。
人は身を置く環境によって、人格や生き方に非常に大きな影響を受けます。
生まれ育った家庭の貧富の差、両親の教養、周りにいる人たちの質によってあなたは大きな影響を受けて来ました。
「えっ、でもアドラー心理学は過去ではなくて、自分がどうするのか選択して自分が形成されているという厳しさのある心理学じゃないの?」
こうした質問は頻繁に受けますが、アドラーは過去は解説にはなっても、原因とはならないとしております。
つまり、過去からの影響はあると言及しております。
勉強をすることは何の役にも立たないと考える家族に囲まれ、友達も東大とか頭良い大学って変な奴ばっかりなんでしょ?といった話をする環境では勉学に励み、良い大学に進学できる可能性は狭まります。
子供の頃の環境だけではなく、大人になってからも同じです。
過去はどうにも変えることはできませんし、アドラーの課題の分離にある通り、他人のあり方を決めるのはその人の課題なのであなたには介入はできません。
つまり、自分で意識的に自分を取り巻く環境を変えようとするか、別の環境に移る努力があなたの人生をあなたの望む方向に転換するには必要となります。
例えばあなたが脱サラや転職を目指して資格の勉強を始めたとします。
周りから資格の勉強をしたりと努力する人たちが少なく、飲み会にわざと誘ってきたりと邪魔ばかりしてくるような人たちのいる環境では勉強することは大変ですし、周りの人達の平均的な仕事の実力が低ければ高い職能を身に付けることは難しくなります。
自分の目的を達成したいのなら、適切な環境に身を置くようにしましょう。
人の生き方や運命は、上記のように環境によって良くも悪くも大きく変わるのです。
あなたが自分自身の成長を願うのなら、意識的に環境を変えて付き合う人も変えてしまうことがとても効果的です。
もちろん、どんな環境であっても強い目的意識と意志の力があれば成長できますが、効率が悪いのです。
今いる環境が自分のモチベーションを下げてしまい、暗い気持ちになってしまうのなら明るく元気な人たちのいる環境に移り、その人のエネルギーを吸収しましょう。
あなたも同じように明るく元気な人になれます。
こうして、自分の不幸のタネを意識的に取り除くことで、あなたの目的は飛躍的に実現性が高まり、大きく成長できます。