アドラー心理学サロン

アドラー心理学で悩みを解決する糸口を探ります。

【注意喚起‼︎】子供へのしつけで気を付けるべきこと:メールでのご相談事例

アドラー心理学サロンです。


メールにてご相談頂いた内容を事例として質問と回答のセットでご掲載致します。


今回のご相談は、子供が朝ちゃんと自分で起きて学校の準備ができておらず、自分のしつけで問題がないのか知りたいとのお悩みです。


アドラーの考え方をベースに、子供のしつけ方や親の課題と子供の課題の区別についてご案内させて頂きました。


個人情報に関しましては、一部ぼかします。


あなたの悩みの解決に、本記事が役立ちましたら望外の喜びです。


Q1. ご相談

アドラー心理学サロンにいつも勇気づけられています。ありがとうございます!自分なりに実践している中での質問です。良ければお返事いただければと思います。

 

【ご相談フォーム】

・年齢(年代でも可)  30代

・性別  男性

・職業  会社員

・今後どうありたいのか

子どもとのコミュニケーションを深めていきたい。

 

・ご相談内容

アドラー心理学サロンを読ませていただき、他人との課題の分離、勇気づけについて自分なりに実践しているところです。その際に子どもとのコミュニケーションで相談があります。小学生の子どもを学校に送り出すのに、子どもが朝起きれない、なかなか準備に取りかからないことにより、遅刻しそうになります。

 

核家族であるため、子どもを家に放っておくこともできず、自分の仕事を遅刻するわけにもいかない状況です。このため、条件を達成すれば、子どもにとっての褒美(ゲームを週に2回、15分だけ)を出して、自ら動くようにしています。

 

しかし、この褒美をもっと増やしてほしいと子どもからお願いされています。また、条件を達成出来そうにない場合、一生懸命する姿を見たいと子どもにお願いしたり、子どもと一緒に準備したりして、時間に間に合わすようにしています。この朝の準備を繰り返せばいつか習慣になると信じています。

 

・問題だと思う点

子どもが目標を達成した時に褒美を出すということは、対等な関係でのやりとりになっていると思われますか。


A. 回答

アドラー心理学サロンです。


いつもご利用ありがとうございます!

お褒めの言葉、ありがたく頂戴致します!


今回ご相談頂きました、褒美を与えて子供をしつけていく方法についでですが、一生懸命に努力や工夫をされてきたのだと思います。


しかし残念ながら褒美を与えてしつけをすることは、アドラーは反対派なのです。


アドラーは、褒美を与えて何かをさせることは、褒美が無いと努力しない人間になってしまうと警鐘を鳴らしております。


そして、褒美を与えるしつけの仕方は子供に強い承認欲求を植え付けてしまう要因にもなり、他人から認めてもらう為に努力し続ける人間にしてしまいかねません。


したがって、アドラーの提唱する横の関係ではなく、お父さんが「上」にいる主従関係になってしまうのです。


アドラーは、承認欲求を強く持ち過ぎると自分の本来のやりたいことができずに、自分らしく生きられなくなってしまい自分の人生が生きられなくなってしまうという理由から、強い承認欲求を持つことを激しく批判しました。


こちらのアドラーの主張は、自分の人生が生きられないと自分で自分の気持ちを満たすことができずに幸せになることは難しいという理屈です。


褒めることだけではなく、激しく叱りつけることもまた、叱られないようにするという目的を植え付けてしまい承認欲求を満たそうとすることと同じく、自分の人生ではない他人の人生を生きるようになってしまう原因となりえます。


子供と対等な横の関係を築くまたは、他の方法で朝起きて準備できるように促すには、アドラーの課題の分離を応用して考える必要があります。


アドラーの課題の分離をあなたのしつけに当てはめると、最終的に学校に遅刻することは誰が責任を取らなくてはならなくなるのか?つまり、学校に遅れずに行くことは誰の課題なのか?ということをあなたの中で認識しておく必要があります。


もちろん、子供が幼いうちは親としての課題もありますので微妙なラインです。


しかし、「学校に遅れたらその分お勉強も遅れてしまったりして大変な思いをするのは君だよ?」、「君が早く準備しないと、お父さんは仕事に遅れてしまうよ?そうなったらお金も無くなって食べ物もゲームも買えなくなるよ?」などと伝えて、お父さんに甘えたり学校に遅刻するしないを気にせずにはいられないように思わせることポイントです。


こうすれば、あなたの課題と子供の課題を綺麗に区別することができて、子供にも自分の課題とお父さんの課題は違うんだと認識させることができ、お互いに対等な個人として接することができるようになれます。


ただ、子育てに関してはあなたの課題に加えて、親としての課題と子供の課題の区別が難しいパターンが往々にしてあります。


赤の他人であっても、人間は普段から他人と自分の課題を綺麗に白黒区別できないこともよくあります。


なので、完璧に「こうでなくてはならない」とは考えずに臨機応変に怒ったり、褒美を与えたりすることが悪いとは私の個人的な意見では思いません。


そもそも綺麗に白黒付けられることはこの世の中には無いと思うので、そこまで堅苦しく考えなくても良いと思います。