後悔をしなくなれば、人生は大きく好転します。
人の心を大きく乱れさせる原因の一つに、後悔があります。
あなたはこれまで生きてきた中で、「こうしていればよかった」、「あの時、ああしてたらよかった」なんて後悔をすることはありませんか?
あなたに限らず、人間生きていれば後悔の念に駆られることは珍しくありません。
「この会社を選んでいなければ、こんなことにはならなかった…」
「大学受験の時、もっと頑張っていたらこんなに苦労することはなかった…」
しかし、このように自分の過去をどれだけ後悔したところで自分の人生が変わることはありません。
後悔をすればするほど、心を惑わされるばかりでやる気を削がれては落ち込んばかりで、人生は悪い方向へ傾いてしまいます。
後悔の念にとらわれた人は、「~していたら、もっと良かった」、「~していれば、自分はこんな苦労をすることもなかった」と言います。
仮に今働いている会社ではなく、別の会社だったらもっと良い状態になれていた保証はどこにもありません。
同じような状態に追い込まれている可能性だってありますし、下手をすればもっと酷い思いをしていたかもしれません。
そう考えれば、今の会社を選んだことはあながち間違いではなかったような気がしてきませんか?
何が正しかったのか、何が間違っていたのかなんて人生が終わるまで誰にも分かりません。
この世に正解があると思い込んでいるのなら、それは他人から示された道しか辿れない人生を生きており、あなたの本来生きたい人生ではなく、生き方わや変えないと永遠にあなたは満たされない気持ちを抱え込むことになります。
ただ後悔の念に苦しめられれば、それは次の自分の人生の決断を他人に委ねてしまう危険性があります。後悔の記憶は次の決断の役に立てて初めて意味があります。
「~だったら」、「~してれば」なんてたられば話は仮説でしかありません。そんな仮説を信じ込むあたりが、これから自分が手に入れられる幸福の存在を否定することにも繋がります。
あなたにできることは、この「今」をどう前向きに生きていくのかを考えて、「今」やれることをやっていくことです。
アドラーが言及している、この過去も未来もない「今」に強力なスポットライトを当ててみましょう。
どんなに苦しくても、一旦は結果なんて度外視して手元にある選択肢から自分の進みたい方向に1番近しいと思える選択をして、やれるだけのことをやれば必ず何らかの結果は付いてきます。