今を大切に生きると、未来への不安はなくなります。
人が不安になるのは、今の時点での精神状態が不安定だからです。
では、なぜ心が乱れるのか?
それは、今を集中して生きていないからです。
今の現実を、それが望ましいものであるかどうかを考えずにありのまま受け入れましょう。
すぐには現実は変えられませんし、自分の力だけで変えられることも限られている。
要するに、自分で変えられることと変えられないことを区別して、自分で変えられるところに心を集中させるのです。
「今」の生活が乱れていているから未来が不安になるのです。
今やれることを真剣に、丁寧にやれば不安は消えてなくなります。
なぜなら、今をとことん忙しく生きていれば、未来を不安に思ったり過去を悔やむようなことはなくなるからです。
そして、今が充実していけば、自然と未来への展望も明るくなるからです。
未来への不安はも希望も、今の自分の気分がいいのか悪いのかによって決まる曖昧なものに過ぎません。
厳しい言葉になりますが、ひたすらに不安を感じて自己憐憫に浸っているのは、今やれることに集中せずに、勝手に周りが上手いこと自分の為に変わってくれることを願う甘えに過ぎません。
アドラー心理学では過去も未来もない「今」を生きることが幸せになる為に必要なことだと説いておりますが、本当にその通りなのです。
今そこがあなたの人生であり、今が未来を作るのです。
人生を登山で例えるのなら、登頂して目的地に辿り着くことが人生なのではなく、登山の途中もまた人生ということです。
それでは、皆さんも今を生きましょう!