アドラー心理学サロンです。
アドラー心理学は、「課題の分離」や「承認欲求の否定」といった特徴を持っており、自分と他者を明確に区別する考え方を持っています。
また、別名「個人の心理学」や「勇気の心理学」とも呼ばれる個人主義的な特徴のある心理学であり、集団主義的で「自分はみんなの中の一つ」といった考えをする傾向のある日本社会では特に斬新であると言えます。
そこで、今回は「承認欲求の否定」という定義について考察していきましょう。
他者との「課題の分離」を理解するよりも、複雑で骨が折れるかもしれませんが、出来るだけ詳しく記載しました。
それでは、ご相談事例を見てみましょう。
【ご相談】
「承認欲求を持つ必要が無いということは、仕事を依頼されても自己満足で完結させて問題ないということになりませんか?また、自分が良いと思うことを他人に押し付けることにもなると思います。」
【考察】
アドラー心理学では、他者への貢献が幸福への道であるとして「他者への貢献」をすること、また「自己満足の貢献感を得ること」を提唱しております。
つまり、他者を幸せにする活動を自分ができる範囲、つまり自己犠牲をしない範囲で他者に貢献するという解釈になります。
また、特定の誰かからの評価や期待に応えようとする必要はなく、より大きな共同体である世の中全体への貢献をするべきとしています。
つまり、上司や先輩など特定の人達だけに貢献するのではなく、世の中への貢献という解釈となります。
特定の誰かからの承認を求めてしまっては、その人の期待する人生を送らなくてはならなくなります。
こうして、他者を幸福にする貢献を心掛けていれば、自己満足で仕事を完結させたり、良いと思うことの押し付けになることはありません。
アドラー心理学では、他者に迷惑をかけても良いという考えを推奨してはおりません。
アドラー心理学を真に理解し、アドラー心理学を取り入れ人生を変えて行くには「これまで生きてきた年数の半分」程度の期間が必要であるとされてます。
アドラー心理学の考え方を少しずつ取り入れて、少しずつ改善するという姿勢を取った方が良いと考えられます。
私でも完璧に「課題を分離」ができているかと言うと微妙です。
しかしながら、アドラー心理学で人生を見つめ直し、幸福を手にした人達は沢山いらっしゃいますし、私自身もアドラー心理学に大変救われました。
1人でも多くの方が、この「課題の分離」の定義を見直して、柔軟に自分自身の考え方に導入していけたなら望外の喜びです。