ポジティブ心理学サロン(アドラー心理学サロン)

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【知らないと悩み続けます】自分に自信が持てるスグに効く考え方

アドラー心理学サロンです。

 

今回は多くの人たちが悩まれていることの一つである、「自分に自信が持てない」というお悩みの解消方法についてアドラー心理学の観点から解説させていただきます。

 

「自分は何をしてもダメだ・・・」、「どうせ自分なんて・・・」と思っていると実際にその人が優秀であっても絶対に良い結果は生まれてきません。

 

そこでこうした思い込みをなくすことが、本当にあなたがダメなのかどうかをはっきりさせる以前に重要となります。

 

本当にあなたがダメだったとしても、「自分はやればできるんだ!」と反対の思い込みを持つことができれば、何かをやりながら成長して「できる自分」にもなりますし良い結果が出ますし、能力があれば同じく良い結果を出せます。

 

目次

 

 

自分に自信がない原因

 

自分に自信がないという状態は、シンプルにあなたが自分の望む、満足できる結果を得られておらず、自分の価値を低いと自己評価してしまっていることが原因となります。

 

つまり、自分の満足できる基準を下げるか、目標を変えるか、この二つが自信を得る方法となります。

 

最初から自信を持っている人は存在しない

 

育った環境が、アドラーの提唱する「勇気づけ」をしてくれて、何でもやればできるよ!頑張ってみようよ!と励ましてくれる環境であれば容易に自信を幼い頃から着実に蓄積することができることでしょう。

 

しかし、「勇気挫き」をされてきた程では無いものの、「勇気づけ」られて育った人はむしろ少なく、物心ついてからの努力によって自信を持とうとすることが多いと思われます。

 

環境がどうであれ、最初から何でも器用にこなし、上手にできる人は一部の天才以外に存在しません。

 

何かを始めた際には恐る恐る、慣れない様子でやっていくものです。

 

バカにされることや、恥ずかしい思いをしたり、他人と比べてしまい自分のレベルの低さに失望して諦めそうになることもあることでしょう。

 

そこで、腐らずに実直に努力をすることで何らかの良い結果は現れます。単純にそれがあなたに合わないだけかもしれませんが、それなら割り切って別のことに挑戦してみれば良いのです。

 

何かに努力したことは、報われないことはあっても無駄にはなりません。今後、あなたが何かを始めた際にその努力で身に付いた知識や経験が活きるかもしれません。

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他人からの評価によって自信を持つ持たないを決めてはいけない

 

日本人は、「自分を持っていない」、「相対的な中でしか価値を見出せない」などと外国人からは思われることが良くあります。

長らく細かい農村で集住し、閉鎖的な集団の中での和を保つことを重んじてきた日本人は、他人が何をしているのか、自分はみんなと足並みが揃っているのかを過度に気にします。

個人として実力を発揮するというよりは、みんなで結果を出してその結果を分け合う風習があり、皆さんも学校の行事や会社などでこうしたことを目の当たりにすることも多かったことでしょう。

 

つまり、常に他人のことを気にかけ、和を乱す存在の排除をみんなで心掛けており、その中の構成員は、自分がみんなからどう思われているのか、みんなに貢献できているのかに注意をして村八分にならないようにしています。

もちろん、こうして結束して誰かを攻撃したりすることは海外でもどこでも起こることですが、日本では非常にこの傾向が強く、頻繁に発生します(住んでいる場所、家庭の和を重んじる女社会では特に世界標準で顕著です)。

 

こうしてみんなからの評価ばかりを気にするようになり、誰かが自分を評価してくれなければ、自分の価値や存在は肯定できず、自分に対する自信を喪失していくのです。

そのため、みんなからの評価を求めて、みんなの期待に応える為に、他人が喜びそうなこと、褒められそうなことばかりやろうとします。 また、他人からの悪い評価を過度に恐れ細心の注意を払います。

 

このように、自分の自信を他人からの移ろいやすいいい加減な評価に委ねてしまい、常に他人の顔色ばかりを窺うことになって自信を持つことがますます難しくなってしまうのです。

 

自分の存在価値は自分で決められるようになるには、こうした、わたしとわたしたち、あなたとわたしの区別を明確にして自立した人間になることが必要となります。

 

他人からいくら素晴らしい評価を受けても、それは他人からもらったものであり、あなたの自信では無いので偽物の自信であり、永遠に満たされない苦しみから逃れることはできません。

 

自立した大人になる為には、アドラー心理学の代表的な考え方である「他者と自分の課題の分離」と「承認欲求の否定」をする必要があります。

 

その方法については、下記の記事にて自立する方法として体系的にまとめてありますので是非ご一読ください。

 

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完璧を目指さない

 

完璧ではなく、向上を目指しましょう。

完璧なんて、神様でも無い限りその基準も分からなければ、目指したところで到達できるようなものでもありません。

 

こうでなくては自信を持てるレベルでは無いなどと考えず、自分のできている部分、積み上げてきたことに注目するのです。

 

自信がなくなるループ

「自信がない」「できない部分に注目する」「自分をダメ出しする」「自信がなくなる」

 

このループに入らないように、下記の見方をするのです。

「自信がない」「できることに注目する」「自分を励ます、認める」「自信を持つ」

 

こうした見方をして、堅実に努力を続けることでより大きく、確固とした自信を持つことにつながります。

 

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上を目指すのではなく、前に進む

 

何かを始める際には、上を目指すのではなく、今よりも前に進めるように努力しましょう。

 

「上」を目指すという考え方は、ライバルといった他人との競争の中で特に意識されることが多く、競争だけでなく習得しなければならないことが多い場合にもそれを習得する際に「上」に上がっていくことだと認識することが多くあります。

 

こうした他人との相対的な関係の中で価値を見出そうとするよりは、理想の自分や過去の自分と競い合うように考えることが良いと思われます。

 

「あの人は自分よりもずっと詳しくて経験も豊富だ」、「自分はみんなよりも遅れを取ってしまっている」などと考えていては、ハードルも高ければ常に他人との相対性の中で自分の自信を持とうとすることにも繋がってしまいます。

 

こうした考え方ではなく、「昨日の自分」、「今の自分」よりも少しでも前に進むことを目標にして、どれだけ進めているのかを成長の基準とするのはいかがでしょう?

 

そうすれば、自分の成長を楽しみながら、着実に自信を構築していくことができます。

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満たされない気持ちをなくしていく

 

「いつも何だか満たされない」、「何かが足りない気がする」と感じて努力をする意義を失ってしまい、無気力になってしまう方も少なくありません。

 

そんな時にいくら自信をつける為に行動しようとしても、なかなか難しいことでしょう。

 

「いくら努力をしたところで、どうせ自分なんか」といった自分を卑下してしまうような言葉が脳裏に浮かび、努力をすることが苦痛に結びついてしまう危険性があります。

 

努力が苦痛であるという強いイメージが付いてしまうと、これから先、自分に自信を付けようと努力することが億劫になり、いつまでも自信を持つことができなくなってしまう恐れがあります。

 

下記の記事にて、満たされない気持ちをなくしていく方法について詳しく説明がありますので、是非ご一読ください。

 

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失敗を恐れない

 

自信の無い人たちは過度に失敗を恐れていることが多くあります。

「間違ってはいけない」「失敗してはいけない」、そう思って萎縮してしまっているのです。

 

そこには、「失敗すること」や「間違えること」は怖いことであり、恥ずかしいという思い込みがあります。

 

するといつのまにか、失敗して「恥ずかしい思いをしないこと」や「傷付かないようにすること」が目的になってしまいます。

こちらはアドラー心理学の目的論の考え方です。

 

どうしても、自信をつけていくには何かに挑戦しては失敗してを繰り返していく必要があり、失敗を乗り越える「勇気」が必要となります。

 

乗り越えた失敗の数だけ自信に繋がっていくわけであり、失敗や間違いを恐れていては、いつまでたっても自分に自信を持つことはできません。

 

子供の頃は誰だって失敗だらけです。無謀な挑戦を軽はずみで繰り返しては何度も失敗を重ねて子供は失敗から学び成長していくのです。

それなのに、大人になると保守的になってしまい、過度に失敗を恐れるようになってしまうのです。

 

「勇気の心理学」とも呼ばれるアドラー心理学らしく表現すると、「失敗を恐れない勇気」、「乗り越える勇気」といった大層な名前の勇気になってしまいますが、単純に失敗に対する捉え方を変えてみることで少しずつ勇気を持てるようになれます。

 

何かに挑戦して失敗した時には、絶対に「しまった」や「もうダメだ・・・」といったネガティブなことを考えてはいけません。

ネガティブなことを最初に頭に浮かばせてしまうと、その後に前向きな考え方をすることが難しくなってしまいます。

 

何の理由も根拠もなく、単純にラッキー!と思うようにしましょう。

 

そうすることで、本来は望んだ結果で無かったとしても、何かにつけてポジティブな理由を後付けすることで前向きな対処を考えることができます。

 

「お金が足りない」「余計なものを買わなくて済んだ」

「クビになってしまった」「この機に興味のあった仕事を始めてみよう」などなど

 

どんな苦境に陥っても、ネガティブなことを考えて活力を失うくらいなら、バカみたいと思ってもポジティブに変換して「今」できることに結果を度外視してひたすら注力してしまいましょう。

 

結局はなるようにしかならないのです。ネガティブになり、落ち込んでしまって何の行動も起こせなければ事態は悪化してしまいますが、何らかの「できること」をすることで少なからず好転させることができます。

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